【実話映画】スポーツや事件、事故や感動する映画70作品感想とあらすじ

映画、大好き人間の私が、「これ、面白い!」って引き込まれた映画の中に【実話映画】が何作もあります。

ニュースにまでなった実話映画から、これは知らなかった【実話映画】まで、

7ジャンル10作品70作品をご紹介します。

感動する実話映画で疲れた心を癒したり、スポーツ系の実話映画で生きる勇気をもらったり、事件や事故の実話映画では、ハラハラ祈るような気持ちで心動かされる。

実話映画は、さまざまな形で私たちに何かを伝えてくれると思います。

どうぞ最後まで読んでください。

そして 心動かされる【実話映画】と巡り合ってください。

【実話映画】押さえておきたい戦争映画10作品

1★『スターリングラード』

1942年9月。1カ月にわたり、ナチス・ドイツの猛攻にさらされてきたスターリングラードに、新兵として赴任してきたバシリ・ザイツェフ。

彼はウラルの羊飼いの家に育ち、祖父に射撃を仕込まれた天才スナイパーだった。

やがて彼の射撃の腕はソビエト軍の志気を高めるために利用され、バシリは英雄へとまつりあげられていった。

「スターリングラード」の冒頭の戦闘シーンはとにかく圧巻。

でも それだけ残酷ということです、、。

降り注ぐ銃弾のなか、ろくに訓練も受けていないロシア新兵たちが、敵陣への突撃を命じられる。

実際の記実によると 「スターリングラード」の戦いでは、ソ連兵もドイツ兵も1人、約15秒の寿命だったと記されてます。

それを鼓舞するために天才スナイパーが送り込まれます。

ドイツ兵は、30万人。祖国ドイツに戻れたのは、6000人でした。

ジュウド・ロウの違った一面が出た映画でもありますが、映画の中で、レイチェル・ワイズとのラブシーンはとても生々しく、

だけど決して、いやらしいものではなく、「今ある生を懸命に生きる」2人の若者の姿があります。

【実話映画】であることが悲しくもある映画です。

監督、脚本、製作 ジャン=ジャック・アノー

出演者 ジュード・ロウ エド・ハリス レイチェル・ワイズ

Hulu U-NEXTで配信中

2★『ハクソー・リッジ』

第2次世界大戦の沖縄戦で75人の命を救った米軍衛生兵デズモンド・ドスの実話を映画化した戦争ドラマ。

人を殺してはならないという宗教的信念を持つデズモンドは、軍隊でもその意志を貫こうとして上官や同僚たちから疎まれ、ついには軍法会議にかけられることに。

妻や父に助けられ、武器を持たずに戦場へ行くことを許可された彼は、激戦地・沖縄の断崖絶壁(ハクソー・リッジ)での戦闘に衛生兵として参加。

敵兵たちの捨て身の攻撃に味方は一時撤退を余儀なくされるが、負傷した仲間たちが取り残されるのを見たデズモンドは、たったひとりで戦場に留まり、敵味方の分け隔てなく治療を施していく。

日本人として、観なければならない作品の一つであり、目をそむけたい作品の一つでもあります。

激戦地沖縄で、人を殺してはならない、敵、味方の区別なく助ける。

そんな実在の人物がいたことを初めて知りました、、。

第2次世界大戦の教訓が薄れつつある今、「人としてどうあるべきか?!」

「信念を貫く人間の強さ!」そんなことも自身に問いながら観るべき

【実話映画】かもしれません。

監督 メル・ギブソン

製作 デビット・パーマネント ブライアン・オリバー他

出演者 アンドリュー・ガーフィールド サム・ワーシントン テリーサ・パーマー

Netflixで配信中

3★『戦場のピアニスト』

1939年、ナチスドイツがポーランドに侵攻したとき、シュピルマンはワルシャワの放送局で演奏するピアニストだった。

ワルシャワ陥落後、ユダヤ人はゲットーに移住させられ、飢えや無差別殺人に脅える日々を強いられる。

やがて何十万ものユダヤ人が強制収容所へ移されるなか、シュピルマンは奇跡的に死を免れ、ワルシャワ蜂起を目撃する。

必死に身を隠し、ただ、生き延びることだけを考えるシュピルマン。だが、ある晩彼は遂に、、。

映画を観る限りは「なぜ、シュピルマンだけが生きられたのか、、?!」

そう感じずにはいられません。

何も残ってない瓦礫とかしたワルシャワを呆然とただようシュピルマン。

その姿とショパンのピアノ曲が物哀しく心に響いてきます。

長い作品ですが、映画の世界にはまってしまい、

長さを感じさせずただただ戦争の残酷さを感じる【実話映画】となっています。

監督、脚本 ロマン・ポランスキー

出演者 エイドリアン・ブロディ トーマス・クレッチマン

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4★『アメリカン・スナイパー』

米軍史上最強とうたわれた狙撃手クリス・カイルのベストセラー自伝を映画化。

米海軍特殊部隊ネイビー・シールズの隊員クリス・カイルは、イラク戦争の際、その狙撃の腕前で多くの仲間を救い、「レジェンド」の異名をとる。

しかし、同時にその存在は敵にも広く知られることとなり、クリスの首には懸賞金がかけられ、命を狙われる。

数多くの敵兵の命を奪いながらも、遠く離れたアメリカにいる妻子に対して、良き夫であり良き父でありたいと願うクリスは、そのジレンマに苦しみながら、任務を果たす。

スナイパーを描いた映画で思いだすのは、

スナイパーが狙った相手が自分を狙ってる、お互いが望遠レンズ越しに目が合うシーン。

その後一瞬で相手が死ぬ。

スナイパーは無人で爆弾を落としたり、指示してミサイルのボタンを押すと敵が死ぬ。

そんな戦争が多くなっている一方で、とてもアナログな方法。

でも 他の民間人をも巻き込むミサイル攻撃とは違い、殺す相手を間違えることはないのかもしれない、、。

って自分で書いてて、人を殺すことに違いはないなと思う【実話映画】です。

監督、製作 クリント・イーストウッド

出演者 ブラットリー・クーパー ルーク・ブライムス シエナ・ミラー

Netflix  U-NEXT  Prime Video配信中

5『ヒトラー〜最期の12日間〜』

独裁者アドルフ・ヒトラーの最期の12日間を克明に描いた実録ドラマ。

1942年、ミュンヘン出身の若い女性トラウドゥルは、ナチス総統ヒトラーの個人秘書として働くことに。

1945年4月20日、ベルリン。

ヒトラーは迫りくるソ連軍の砲火から逃れるため、側近たちとともにドイツ首相官邸の地下要塞に避難する。

その中にはトラウドゥルの姿もあった。

誰もがドイツの敗戦を確信していたが、もはやヒトラーは客観的な判断能力を失いつつあった。

この映画を観た時、何万人も何十万人も殺したヒトラーが、話すこともままならないくらいにボロボロ、ガタガタになっている姿。

そんな言葉で方付けられないけど「勝手なヤツ!」本当は気の弱いただの人間じゃないか!!

そんなヒトラーを目の当たりにしてもまだ指示に従う者。

苦しませないように子供に睡眠薬を飲ませた後に、殺そうとする女性、、。

家族と最期の晩餐をとりながら自爆する将校。

ガタガタ震えてるヒトラーより余程判断力があるように思う。でも いらないよね。そんな判断力、、。

ヒトラーは、何度か暗殺されかけています。

やはりドイツの中でも「単なる虐殺」「ドイツ兵の死を招くだけ」との考えは根深くあったようです。

虚しさを感じる【実話映画】です。

監督 オリバー・ヒルシュピーゲル

製作 ベルント・アイヒンガー

出演者 ブルーノ・ガンツ アレクサンドラ・マリア・ララ ウルリッヒ・マテス

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6★『クーリエ』

キューバ危機の舞台裏で繰り広げられた実話を基に、核戦争を回避するべく奔走する男たちの葛藤と決断をスリリングに描いたスパイサスペンス。

1962年10月、アメリカとソ連の対立は頂点に達し、キューバ危機が勃発。

英国人セールスマンのグレヴィル・ウィンは、スパイの経験など一切ないにも関わらず、CIAとMI6の依頼を受けてモスクワへと飛ぶ。

そこで彼は、国に背いたGRU(ソ連軍参謀本部情報総局)の高官ペンコフスキーとの接触を重ね、機密情報を西側へと運び続けるが……。

アメリカのケネディ大統領がキューバでソ連がミサイル基地を建設、配備したことを理由にキューバの海上封鎖を発表。

ソ連のフルシチョフが海上封鎖をとく目的で、艦隊を派遣。

一髪触発、核兵器使用に踏み切る米ソ。

結局は話し合いで、双方キューバ海上から手を引くことで、核戦争勃発を回避。

この核戦争回避するために奔走した影の立役者を描いた作品。

第2次世界大戦終戦から20年余りで、また戦争を起こす。

ましてや 広島や長崎の原爆投下後の惨状を記録に残しながら、そんなことを考えてたと思うだけで、信じられません!

結局、戦争にならなかっただけ良いけど、、。

戦争で失った命はかえらない、、。

つい感情移入する【実話映画】です。

監督 ドミニク・クック

製作 アダム・アクランド ベン・ブラウニング他

出演者 ベネディクト・カンバーバッチ メラーブ・ニニッゼ レイチェル・ブロズナハン

U-NEXT配信中

7★『イミテーション・ゲーム』

第2次世界大戦時、ドイツ軍が世界に誇った暗号機エニグマによる暗号の解読に成功し、連合国軍に勝機をもたらしたイギリスの数学者アラン・チューリングの人生を描いたドラマ。

1939年、第2次世界大戦が始まり、イギリスはドイツに宣戦を布告。

ケンブリッジ大学の特別研究員で、27歳にして天才数学者と称えられるアラン・チューリングは英国政府の秘密作戦に参加し、ドイツ軍が誇る暗号エニグマの解読に挑むことになる。

解読チームには6人の精鋭が集められるが、他人と協調することを嫌うチューリングとチームメンバーとの間には溝が深まっていく。

カンバーバッチが、なんか怒ってばかりいたなぁ〜の印象があります。

天才数学者、暗号エニグマ解読のために集められた精鋭集団。

いろんな数式が出てきたからか、途中で、自分が暗号を解けないような気持ちになっていました、、。

ドイツのエニグマは、いろんな映画の題材に使われてます。

それくらい解読できず、解読さへできたら?!

そんな暗号機だったのでしょう。

じっくりと観ることをお勧めしたくなる【実話映画】です。

監督 モルテン・ティルドゥム

製作 ノラ・グロスマン他

出演者 ベネディクト・カンバーバッチ キーラ・ナイトレイ マシュー・グード

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8★『黄色い国の子供たち』

ナチス占領下のパリ。

11歳の少年ジョーは、ユダヤ人であることを示す黄色い星を胸につけることに嫌悪感を抱きながらも、家族とのささやかな幸せが続くことを信じていた。

しかし1942年7月16日、パリでユダヤ人の一斉検挙が始まってしまう。フランス政府がナチスに協力し、1万3000人のユダヤ人を競技場に収容した事件を、当時の経験者の証言をもとに映画化。

この映画の題材は、「ヴェルディヴ事件」です。

この事件はナチスの占領下にあったフランス政府がフランスの地方に住む外国籍のユダヤ人たちを検挙、迫害した事件です。

とりわけ子どもたちの検挙が多かったと言うことで、最も衝撃的な検挙と言われてます。

この映画では、子供たちより関わった看護師のことがより多く描かれています。

ただ、忘れてはいけないのは、なんの罪もない子供達が犠牲になった【実話映画】だと言うことです。

監督 ローズ・ボッシュ

製作 イーラン・ゴールドマン

出演者 カッド・エルマレ ジャン・レノ メラニー・ロラン

DVDのみ

9★『ハンナ・ハーレント』

ドイツに生まれ、ナチス政権による迫害を逃れてアメリカへ亡命したユダヤ人の女性哲学者ハンナ・アーレントを描いた歴史ドラマ。

1960年代初頭、ハンナ・アーレントは元ナチス高官アドルフ・アイヒマンの裁判の傍聴記事を執筆・発表するが、記事は大論争を巻き起こし、アーレントも激しいバッシングを受けてしまう。

その顛末を通して絶対悪とは何か、考える力とは何かを問うとともに、アーレントの強い信念を描きだしていく。

この映画は、それなりにアーレントがどのような人物だったかを知ったうえで、観た方が良さそうです。

ドイツの女優マレーネ・デートリッヒなどいち早くドイツから亡命し、その後執筆や映画やいろんな方法でナチス批判をしてきた人たちは多くいると思いますが、アーレントもその1人です。

元高官のアイヒマンの裁判も傍聴して、記してます。

ヨーロッパの人たちのナチス高官や将校たちを絶対許さない気持ち、どこかに隠れていようとも名前を変えていようとも探し出しその大罪を問う執念。

そのことは、いろんな映画やドラマでも語られてますが、1960年代でも裁判が行われていたんですね。

アーレントは学者としての立場でナチスのことを書いたのだと思います。

探究心があり、好奇心もあり、何しろ真実が知りたかった人なのかと思ったりもする【実話映画】です。

監督 マルガレーテ・フォン・トロック

製作 ベティーナ・ブロケンバー

出演者 バルバラ・スコバ アクセル・ミルベルク ジャネット・マクティア

DVDのみ

10★『大脱走』

史実を基にしたポール・ブリックヒルの同名小説を、オールスターキャストで映画化した戦争ドラマ。

第2次大戦末期、ドイツにある絶対に脱走不可能といわれた捕虜収容所で、連合軍兵士250人の大量脱走計画が持ち上がる。

連合軍兵士とナチス軍のせめぎ合いや集団脱走の顛末が壮大なスケールで描かれる。

これは、戦争映画としては、戦闘シーンのない映画と言われてます。

捕虜にされたら、脱走し、敵を撹乱するのが捕虜の任務。

それを徹底的に描いてます。

最近は流血シーンのない戦争映画も増えた感があります。

ただそれはそれで、戦争の残酷さがまったく伝わらないわけではありません。

戦争映画の中では、娯楽性が高いとも感じますが、「なんとか、脱走して欲しい!生きて欲しい!」

そう言う気持ちに変わりはない【実話映画】です。

監督 ジョン・スタージェス

出演者 スティーブ・マックイーン ジェームズ・ガーナー ジェームズ・ドナルド リチャード・アッテンボロー

U-NEXT配信中


【実話映画】実在の人物に迫る伝記映画10作品

1★『愛と悲しみの果て』

デンマークの資産家の娘カレンはスウェーデンの貴族と結婚し、ケニアへ渡る。

コーヒー農園を経営することになったカレンは様々な困難にみまわれる。

彼女はいつしか英国の冒険家と愛し合うようになり……。

アイザック・ディネーセンの自伝を映画化した一大ロマンス。

正直少し中だるみを感じる方もいるかもしれません。

私も初めて観た時はそうでした。

別の機会に観た時は、中だるみは感じませんでした。

結婚、アフリカ、コーヒー農園、、。冒険心と幸せをもたらせてくれるだろう、、。

そんな気持ちでアフリカに来たカレンは、一気に現実に直面します。

アフリカの大地に1人取り残されたも同然の扱い。

コーヒー農園もほったらかし、カレンもほったらかし夫は出ていきます。

そこには、男性社会の存在も、、。

広大なアフリカ。夫婦、恋愛、コーヒー農園などなど。

様々な事柄てんこ盛りなので、散漫になりかけますが、

メリルとレッドフォードだからこそできた【実話映画】かもしれません。

監督、製作 シドニー・ポラック

出演者 メリル・ストリープ ロバート・レッドフォード

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2★『ファニー・ガール』

ファニーは、スターを夢みる一介の踊り子だった。

彼女はいつも失敗ばかりで、コーラスからもはずされてしまったが観客にはこの失敗が大いに受け、劇場主キーニーは今までよりも高給で彼女を雇い入れねばならなかった。

ファニーのショウは各方面で話題となり、彼女は、ジーグフェルド一座のコメディアン・シンガーとして雇われることになった。

ここでも彼女は大喝采を博した。

そんなファニーは、ギャンブラーのニックと恋に落ちてしまった。ギャンブルで生計を立てるニック。

でも2人は結婚し、娘も生まれ、ファニーには幸せな日が続くと思われたが、、。

実在の喜劇女優ファニー・ブライスの半生を映画化。

もちろんバーブラ・ストライザンドの力強い歌声と衣装も見応え十分です。

ドレスにタキシードで劇場に行く、そんな時代の映画です。

なので、ギャンブルで生計を立ててるギャンブラーがいてもおかしくない時代です。

特にシャリフは、とてもオシャレで、礼儀正しい紳士です。

映画最初の方のおどけたバーブラの歌い方と後半の歌い方の違い、

これだけでも十分見応えありますが、情感のこもった台詞のやりとり演技、

全ての要素がバランス良く出来ている【実話映画】です。

監督 ウイルアム・ワイラー

出演者 バーブラ・ストライザンド オマー・シャリフ ウォルター・ビジョン

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3★『ジュディ〜虹の彼方に〜』

「オズの魔法使」で知られるハリウッド黄金期のミュージカル女優ジュディ・ガーランドが、47歳の若さで急逝する半年前の1968年冬に行ったロンドン公演の日々を鮮烈に描いた伝記ドラマ。

1968年。かつてミュージカル映画の大スターとしてハリウッドに君臨したジュディは、度重なる遅刻や無断欠勤によって映画出演のオファーが途絶え、巡業ショーで生計を立てる日々を送っていた。

住む家もなく借金も膨らむばかりの彼女は、幼い娘や息子との幸せな生活のため、起死回生をかけてロンドン公演へと旅立つ。

ハリウッドミュージカル映画の黄金期に活躍したジュディ・ガーランド。

ジュディの娘は、ライザ・ミネリ。(すごい遺伝)

ジュディ・ガーランドを初めて知ったのは、『オズの魔法使い』でした。

正直、「鼻が上を向いていて、女優さんなのに美人じゃない!」なんて思いました。

そんな子役時代のエピソードから晩年って言っても47歳なんですが、、。

最後は、薬物とアルコールずけの日々だったとは聞いてましたが、

それが子役時代にいやおうなしに大人の言うことを聞いた結果だとこの映画で知りました。

ガーランドを演じたレネー・ゼルウイガーに関しては、〈カメレオン女優〉としてブログで書いておりますが、

このジュディでもレネーは、めっちゃ痩せて、背中も丸くボロボロ状態になって演じております。

でも本物に負けないくらいに熱唱する姿は圧巻の【実話映画】です!

監督 ルパート・グールド

製作 デビッド・リビングストーン

出演者 レネー・ゼルウイガー ジェシー・バックリー フィン・ウィットロック

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『ジュディ〜虹の彼方に〜』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したレネー・ゼルウイガーの出演作ボログはこちら

【レネー・ゼルウィガー映画】代表作の紹介と感想とあらすじ
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4★『エディット・ピアフ 愛の讃歌』

「愛の讃歌」「ばら色の人生」など、数々の名曲を残したフランスの国民的シャンソン歌手、エディット・ピアフ。

その波乱に満ちた47年間の生涯を描き、フランスで500万人以上を動員。

ピアフになりきった主演マリオン・コティヤールは、第80回アカデミー賞主演女優賞受賞。

1915年、第1次大戦中の貧しい家庭に生まれ、祖母の娼館に預けられて育ったピアフは、路上で歌って日銭を稼いでいたところを見出され、プロデビュー。瞬く間に人気歌手へと成長するが……。

これも一度は観てもらいたい映画です。

映画では、子供の頃から亡くなるまでのピアフが出てきますが、最期の頃はまるで、70代の老人のようです。

本当にそのように錯覚してしまうほど自然にコティヤールが演じてます。

子供の頃は貧しく、満足に栄養をとっていなかったせいか、ピアフはとても小柄ですし、痩せてます。

その小さな身体のどこからあれだけの声が出るのか、不思議なほどです。

そして、実生活でも情熱的な人でした。

そんなことも思いながらピアフの人生や歌を感じてみてもらいたい【実話映画】です。

監督、脚本 オリビエ・ダアン

製作 アラン・ゴールドマン

出演者 マリオン・コティヤール シルビー・テステュー パスカル・グレゴリー

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5★『フェイブルマンズ』

「ジョーズ」「E.T.」「ジュラシック・パーク」など、世界中で愛される映画の数々を世に送り出してきた巨匠スティーブン・スピルバーグが、映画監督になるという夢をかなえた自身の原体験を映画にした自伝的作品。

初めて映画館を訪れて以来、映画に夢中になった少年サミー・フェイブルマンは、母親から8ミリカメラをプレゼントされる。

家族や仲間たちと過ごす日々のなか、人生の一瞬一瞬を探求し、夢を追い求めていくサミー。

母親はそんな彼の夢を支えてくれるが、父親はその夢を単なる趣味としか見なさない。

サミーはそんな両親の間で葛藤しながら、さまざまな人々との出会いを通じて成長していく。

『フェイブルマンズ』に関する記事は、どうぞこちらを読んでくださいね。

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6★『ターミナル』

東欧の小国クラコウジアからやって来たビクター・ナボルスキーはニューヨークのJFK国際空港に降り立つが、入国手続きの直前に祖国でクーデターが起こり、パスポートが無効になってしまう。

アメリカへの入国を拒否され、祖国にも戻れなくなった彼は、仕方なく空港ターミナル内で暮らし始める。

最初は言葉すら通じず苦労してばかりのビクターだったが、独学で英語を身につけ、ターミナル内の従業員たちとも親しくなっていく。

昇進を狙う国境警備局主任ディクソンは、そんな彼の存在を疎ましく感じていた。

実はビクターには、どうしてもニューヨークへ行かなければならないある理由があった。

これが、実話なのっ?!って思った方が多いと思うので。

元祖「空港男」がフランス・シャルル・ド・ゴール空港で生活を始めてから10年ほど経ったころ、日本にも「空港男」が現れたことがあるという。

この男性はカナダ国籍のナイジェリア人マイケル・オ・マミィンさん(38歳)で、カナダ・トロントからの片道航空券で成田空港の第1ターミナルに到着。

その後、約90日間の滞在許可を得て、第1ターミナルの待合室で生活したそうだ。

カナダから来た彼は「日本で同じ故郷のナイジェリア人の友人と待ち合わせて、その足で祖国のナイジェリアに帰ろうと思っていた」と語っていたが、友人とは連絡が取れず、何日も過ごすうちに所持金も尽き、食事もままなならない状況に追い込まれた。

内戦が始まったわけではありませんが、実際にこのような方が、フランス、そして日本におりました。

突飛もない話しのようでいて、「事実は小説よりも奇なり」でございます。

ビクターは本国ではきちんとした生活を送っていた人物。

サバイバル力はかなり高い気もしますが、、。

なんだかんだと空港で働いてる人たちの信頼を得て、空港で暮らします。

その間には恋もします。

内戦で始まる映画ですが、「あながち世も捨てたもんじゃない!」

そう思える【実話映画】です。

なぜ、そうまでして、ニューヨークに降り立ちたかったのか?!

これも素敵なエピソードが隠されてます。

監督、脚本、製作 スティーヴン・スピルバーグ

出演者 トム・ハンクス キャサリン・ゼタ=ジョーンズ スタンリー・トゥッチ

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7★『シンドラーのリスト』

ナチスによるユダヤ人大虐殺から多くの命を救った実在のドイツ人実業家オスカー・シンドラーを描いた名作。

1939年、ナチスドイツ占領下のポーランド。戦争を利用して一儲けしようと狙うドイツ人実業家シンドラーは、軍の幹部に取り入り、ユダヤ人の所有していた工場を払い下げてもらう。

軍用ホーロー容器工場を立ち上げた彼は、安価な労働力としてユダヤ人たちを雇い入れ、事業を軌道に乗せていく。

しかしナチスによるユダヤ人の迫害は日ごとにエスカレートし、ついに虐殺が始まる。

凄惨な光景を目の当たりにしたシンドラーは、私財を投じて彼らの命を救うことを決意する。

ナチス関係の映画を観るたびに「ドイツにもヒトラーに反対した人はいたはず。

虐殺に反対した人がいたはず、、。」そう思います。

ただ、そう考えることとそれを実践した人とでは全然違います。

最初は、「自分の利益最優先の人が急にそこまで変わるかな?!」と思わなくもなかったですが、

シンドラー自体、ユダヤ人のお陰で会社が成り立っているということもあり、

どこかでユダヤ人のことを信頼し、ユダヤ人が悪いわけではないと感じたのかもしれません。

モノクロ作品ですが、私は、モノクロじゃなかったらおそらくこの【実話映画】を直視できなかったと思います。

監督、製作 スティーヴン・スピルバーグ

出演者 リーアム・ニーソン ベン・アフレック レイフ・ファインズ キャロライン・グッドオール

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8★『ボヘミアン・ラプソディ』

世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで、1991年に45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ。

クイーンの現メンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーが音楽総指揮を手がけ、劇中の楽曲には主にフレディ自身の歌声を使用。

「ボヘミアン・ラプソディ」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」といった名曲誕生の瞬間や、20世紀最大のチャリティコンサート「ライブ・エイド」での圧巻のパフォーマンスといった音楽史に残る伝説の数々を再現するとともに、華やかな活躍の裏にあった知られざるストーリーを描き出していく。

そんなにロック好きじゃない私でも知っている、「クイーン」。

フレディは45歳で亡くなったんですね、、。

なんか突然亡くなったと当時、感じたのを思い出しました。

フレディって美声ですよね!で、キャッチーな歌詞やリズムに曲!

現在は、アダム・ランバートをヴォーカルに迎えて、ますます精力的に活躍している、「クイーン」。

映画の中では、知られていないフレディやメンバーの葛藤なども描かれてますが、

やはりLIVEシーンは圧巻の【実話映画】です!

監督 ブライアン・シンガー

製作 グレアム・キング

出演者 ラミ・マレック ベン・ハーディ ルーシー・ボーイントン

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9★『博士と彼女のセオリー』

ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病を抱えながらも最先端の研究に励み、現代の宇宙論に多大な影響を与える車椅子の天才科学者スティーブン・ホーキング博士の半生と、博士を支え続ける妻ジェーンとの愛情を描いたヒューマンドラマ。

物理学の天才として将来を期待される青年スティーブン・ホーキングは、ケンブリッジ大学在学中、詩を学ぶ女性ジェーンと出会い、恋に落ちる。

しかし、直後にスティーブンはALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症。

余命2年の宣告を受けてしまう。

それでもジェーンはスティーブンと共に生きることを決め、2人は力を合わせて難病に立ち向かっていく。

私の知っているホーキング博士の姿は、車椅子に乗り、まったく身体の自由が効かない状態。

でも 頭の中はそれこそ「宇宙」のように無限大なんでしょうね。

余命2年は、幸いなことにはるかに越えましたが、ALSの治療法は未だに発見されてません。

自分の好きな人、結婚まで考えた人が難病、しかも身体がまったく動かなくなる、、。

それを知った時、そして乗り越えられたのは「愛情」だけではなかったはず。

それがどんなセオリーだったのか知りたくなる【実話映画】です。

監督 ジェームズ・マーシュ

製作 ティム・ビーバン他

出演者 エディ・レッドメイン フェリシティ・ジョーンズ チャリー・コックス

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10★『キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱』

キュリー夫人として知られるマリ・キュリーの伝記ドラマ。

1903年にノーベル物理学賞、1911年に同化学賞を受賞し、女性として唯一2度のノーベル賞受賞を果たしたキュリー夫人の半生を映画化。

19世紀のパリ。ポーランド出身の女性研究者マリ・スクウォドフスカは、女性というだけでろくな研究の機会を得られずにいた。

そんな中、科学者ピエール・キュリーと運命的な出会いを果たし、結婚してキュリー夫人となった彼女は、夫の支援で研究に没頭する。

やがてラジウムとポロニウムという新しい元素を発見し、夫婦でノーベル賞を受賞する。

しかしピエールは不慮の事故で他界し、発見したラジウムは核兵器として利用されるようになってしまう。

私が観た『キュリー夫人』は1943年作、グリア・ガースン、ウォルター・ピジョン主演のモノクロ映画でした。

キュリー夫人はすでに伝記本で知ってましたが、まだ 女性はドレスを着てる時代に何トンにも及ぶ原石を運んできては砕いて濾過して、、。

でも 何も発見されない。

「理論上間違っていない!」その情熱だけが支え、、。

それを5年以上かな?繰り返してやっと小さじ一杯くらいのラジウムを発見する。

この「今回もダメだったか、、。」からのモノクロの画面の中で、本当にぼんやりとなんですが、でも〈小さな皿の中でかすかに光る〉物質。

ラジウムを発見することに成功する場面は、感動的です!

1903年でノーベル賞を受賞した時には夫と一緒の受賞でしたが、1911年のノーベル賞受賞の時は、夫は亡くなってます。

1943年の映画では、私は泣きましたが、このリメイク版ではどうでしょう。

2019年のイギリス映画『キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱』では、キュリー夫人を自分の人生を生きた1人の女性として描いています。

そして、ラジウムの発見による〈負の側面〉

つまり、核爆弾やラジウムを発見するまでに、研究者のなかにも放射能をあびて病気になった者がでたこと。

そして、ラジウムを使うことで、戦争での足や腕の切断が激減したこと。

キュリー夫人と娘自ら戦地に行き、負傷者のレントゲンを撮り、それまでは、切断されていたであろう負傷者を何百人と助けたこと。

ラジウムは間違った使い方をしたら大変なことになることは、発見した夫のピエールもキュリーも気ずいていました。

そして、ラジウムがただしく使われることを願っていました。

女性で初めてノーベル賞を2度受賞した人に目を向けがちですが、2019年の映画は、1人の女性としてのキュリー夫人。

そして、誰よりも「科学者(化学者)」であったキュリー夫人が描かれています。

キュリー夫人の偉業に変わりはない【実話映画】ですが、映画としての完成度も高い作品です。

監督 マルジャン・サトラピ

製作 ティム・バートン

出演者 ロザムンド・パイク サム・ライリー アナイリェ・バーナード

U-NEXT配信中


【実話映画】心動かされるおすすめ10作品

1★『ビューティフル・マインド』

ノーベル経済学賞を受賞した実在の数学者ジョン・ナッシュの半生を映画化したヒューマンドラマ。

天才数学者の苦悩と彼を支え続ける妻の愛を描き、1947年、プリンストン大学院の数学科に入学したナッシュは、周囲から変人扱いされながらも研究に没頭する。

やがて画期的な「ゲーム理論」を発見した彼は、その功績を認められマサチューセッツ工科大学の研究所に採用される。

愛する女性アリシアとも出会い幸せな日々を過ごすナッシュだったが、国防省の諜報員パーチャーからソ連の暗号解読という極秘任務を受け、そのプレッシャーにより次第に精神のバランスを崩していく。

強い男のイメージだったラッセル・クロウの新たな一面を観た感じの映画です。

ノーベル経済学賞って何っ?!

ってくらいの凡人で良かったと思ってしまいましたが、数学者ナッシュの苦しみは壮絶です。

自分ではすごい発見をしたと思ってたら、それはすべてが妄想で、、。

何がなんだか分からなくなって、誰も何も信じられなくなる、、。

これほどの苦しみってないですよね。

奥様の献身的な愛がナッシュを助ける、優しさも感じる【実話映画】です。

監督 ロン・ハワード

製作 ブライアン・グレイザー

出演者 ラッセル・クロウ ジェニファー・コネリー エド・ハリス

U-NEXT配信中

2★『博士と狂人』

初版の発行まで70年を費やし、世界最高峰と称される「オックスフォード英語大辞典」の誕生秘話を映画化。

貧しい家庭に生まれ、学士号を持たない異端の学者マレー。

エリートでありながら、精神を病んだアメリカ人の元軍医で殺人犯のマイナー。

2人の天才は、辞典作りという壮大なロマンを共有し、固い絆で結ばれていく。

しかし、犯罪者が大英帝国の威信をかけた辞典作りに協力していることが明るみとなり、時の内務大臣ウィンストン・チャーチルや王室をも巻き込んだ事態へと発展してしまう。

「分からないから辞書で調べよう!」のその辞書を作るわけですから、すごい話しになるのは当然で、、。

ただ学士号ある(だけでもすごいんでが、、。)博士集団が辞書作成に行き詰まり、学士号のないマレーに助けを呼ぶ。

マレーは「一つの単語のルーツまで記載するべき」と皆の意見と衝突。

そこに助け舟が現れたが、、。

狂人を演じるショーン・ペンに注目な【実話映画】です。

監督 P・B・シェムラン

製作 ニコラス・シャルティエ

出演者 メル・ギブソン ショーン・ペン ナタリー・ドーマー

Hulu  U-NEXT配信中

3★『幸せのありか』

脳性麻痺の障害を持つ男性の幼少期から青年期までの悲喜こもごもを瑞々しく描き、2013年モントリオール世界映画祭でグランプリを受賞するなど世界各地の映画祭で高く評価されたポーランド発のヒューマンドラマ。

幼いころに医師から植物状態と診断されたマテウシュは、それでも愛情にあふれた両親のもとで豊かな経験を積み、幸せな子ども時代を過ごす。

しかし身体が大きくなるにつれて家族との生活は困難になり、姉の結婚を機に病院に入れられてしまう。

年老いた母や看護師に不満をぶつけることしかできないマテウシュは、ある日、美しい看護師マグダと出会い、心を通わせるようになるが……。

ポーランド映画を観る機会はあまりないですが、この作品は「おすすめ名画」で名前が上がります。

私たちは、ともすると障害のある方を「触れずにおこう」と感じますが、それはやはり一種の偏見だと思います。

どの様に接したら良いのか分からないというのもありますが、身体は不自由でも頭の中は、私たち以上にいろんなことに興味を持ち、考え、想像力にもたけているかもしれません。

障害を持つ人との関わりを考えさせられる【実話映画】です。

監督 マチェイ・ピュプシツァ

製作 ピエスワフ・ウィサコフスキ

出演者 ダビド・オグロ・ドニク カミル・トカチ アルカディウシュ・ヤクピフ

現在は、DVDのみ

4★『英国王のスピーチ』

ジョージ6世の伝記を映画化した歴史ドラマ。

きつ音障害を抱えた内気なジョージ6世が、言語療法士の助けを借りて障害を克服し、第2次世界大戦開戦にあたって国民を勇気づける見事なスピーチを披露して人心を得るまでを描く。

王様と聞くと「完璧な人」のイメージがありますが、王様も人間だもの、、。

そんな実話です。

でも王が吃音だということは極秘でした。

しかし、第二次世界大戦開戦の大切なスピーチが迫る中、民間人から吃音を治す方法を受けることになります。

また その方法が今まで受けたことがないような型破りなものばかり、、。

王は焦ります。時は迫ります。

私は、王女の自然な感じが好きだなぁ〜と思う【実話映画】です。

監督 トム・フーパー

製作 イアン・カニング他

出演者 コリン・ファース ジェフリー・ラッシュ ヘレナ・ボナム=カーター

Paravi  ABEMA  U-NEXT配信中

5★『レナードの朝』

神経科医オリバー・サックスが実体験をつづった著作をもとに、30年にわたる昏睡から目覚めた患者と彼を救おうとする医師の交流を描いたヒューマンドラマ。

1969年。ニューヨーク、ブロンクスにある慢性神経病患者専門の病院に赴任したセイヤー医師は、話すことも動くこともできない患者たちに反射神経が残っていることに気づき、訓練によって彼らの生気を取り戻すことに成功する。

ある日彼は、30年前にこの病院に入院して以来ずっと眠り続けている嗜眠性脳炎の患者レナードに、まだ認可されていないパーキンソン病の新薬を投与する。

そしてある朝、レナードはついに目を覚ます。

この映画は難しいです。

何が難しいか、、。薬で30年の眠りから覚めた患者たち。

でもそこに待っていたのは、現実でした。

患者たちが覚えているのは30年前の音楽や文化や自分のこと。

鏡を見たとき、そこにうつっていたのは、はるかに歳を重ねた自分。

白髪の自分でした。

それなりに患者たちはその現実を楽しみますが、本当に目覚めて幸せだったのか、、。

そんな思いが残る【実話映画】です。

監督 ペニー・マーシャル

製作 ウォルター・F・パークス

出演者 ロビー・ウイリアムズ ロバート・デ・ニーロ ジュリー・カプナー

Prime Video  U-NEXT配信中

6★『フォードVSフェラーリ』

1966年のル・マン24時間耐久レースで絶対王者フェラーリに挑んだフォードの男たちを描いたドラマ。

ル・マンでの勝利を目指すフォード・モーター社から依頼を受けた、元レーサーのカーデザイナー、キャロル・シェルビーは、常勝チームのフェラーリ社に勝つため、フェラーリを超える新しい車の開発と優秀なドライバーの獲得を必要としていた。

シェルビーは、破天荒なイギリス人レーサーのケン・マイルズに目をつけ、一部上層部からの反発を受けながらもマイルズをチームに引き入れる。限られた資金と時間の中、シェルビーとマイルズは力を合わせて数々の困難を乗り越えていくが……。

これは、車好きにはたまらない映画だと思います。

ドラマ性にもすぐれているので、レースや車に興味がない人でもあきることなく観られます。

迫力もありハラハラ、ドキドキもあります。

レーサー、チームのそれぞれの人生、価値観も描かれている面白い【実話映画】です。

監督、製作 ジェームズ・マンゴールド

出演者 クリスチャン・ベール カトリーナ・バルク マット・デイモン

Disney+配信中

7★『それでも夜はあける』

南部の農園に売られた黒人ソロモン・ノーサップが12年間の壮絶な奴隷生活をつづった伝記を映画化した人間ドラマ。

1841年、奴隷制度が廃止される前のニューヨーク州サラトガ。

自由証明書で認められた自由黒人で、白人の友人も多くいた黒人バイオリニストのソロモンは、愛する家族とともに幸せな生活を送っていたが、ある白人の裏切りによって拉致され、奴隷としてニューオーリンズの地へ売られてしまう。

狂信的な選民主義者のエップスら白人たちの容赦ない差別と暴力に苦しめられながらも、ソロモンは決して尊厳を失うことはなかった。

やがて12年の歳月が流れたある日、ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バスと出会う。

南北戦争が物語っているように、南部では黒人は奴隷。北部では自由人。

その歪んだ世界のアメリカで、突然拉致されるソロモン。

この映画は公開当時、〈19世紀アメリカの映画だが、現代的かつグローバルな視野を持つ映画〉

と評された【実話映画】です。

スティーブ・マックイーンは監督としても優秀だったんだと知ることができる作品です。

監督、製作 スティーブ・マックイーン

出演者 キウェテル・イジョフォー マイケル・ファスペンダー ブラッド・ピット

U-NEXT  Prime Video  Hulu配信中

8★『ボビーフィッーシャーを探して』

7歳のチェスの天才少年と、その才能を信じて心血を注いで育てた父親の姿を描いたドラマ。

7歳のジョシュは、チェスにかけては天才的な才能を持っていた。

父親のフレッドは、息子の才能に驚き、70年代にアメリカ人で初めての世界チャンピオンとなった天才プレーヤー、ボビー・フィッシャーに匹敵するものと信じる。

フレッドは、ジョシュに本格的なチェスの教育を受けさせようと往年のチャンピオン、ブルースと会う。

あくまで普通の子として育てたい母親ボニーと父親が激しく言い争うのを聞きながら、ジョシュは姿を消してしまう、、。

この映画は、チェスのことを知らない人でも楽しめます。

そこには、永遠のテーマである子育てのドラマも絡んでくるからだと思います。

どんな親でも自分の子供にとんでもない才能があると知った時は、同じように「なんとかこの子の才能を伸ばしたい!」

そこにはお金のこともあるでしょうし、自身が平凡だったから自分の夢を叶えたい。

そんな思いも隠れているかもしれません。

このジョシュは、そんなプレッシャーに勝つことができるのか?!

7歳の天才、【実話映画】です。

監督 スティーブン・ザイリアン

製作 シドニー・ポラック

出演者 マックス・ポメランク ジョー・マンテーニャ ジョアン・アレン

現在は、DVDレンタル

9★『ミス・シェパードをお手本に』

イギリスの名女優マギー・スミス扮する風変わりなホームレスの老女と劇作家の奇妙な絆を描いたドラマ。

北ロンドン、カムデンの通りに止まっている黄色いオンボロの車で暮らすミス・シェパード。

近所に引っ越してきた劇作家のベネットは、路上駐車をとがめられているミス・シェパードに声をかけ、親切心から自宅の駐車場に招き入れる。

それから15年、ミス・シェパードはベネットの家の駐車場に居座り続け、ベネットは、高飛車で突飛な行動をとるミス・シェパードに時折、頭を抱えながらも、なぜかフランス語に堪能で、音楽にも造詣の深い彼女に惹かれていく。

脚本を手がけた劇作家アラン・ベネットの実体験に基づく物語。

私は、イギリスの名女優マギー・スミス。

最近は、「ダウントン・アビー」で最後の頃のイギリス貴族の夫人を演じてますが、そう言う感じがぴったりのマギー。

そんなマギー・スミスのホームレス姿見てみたいですね。

しかし、脚本家だから車の中で生活してる人に興味を持ったのか、こうなる運命だったのか?!

本当に事実は小説より奇なりですね。

ホームレスだけどめっちゃ自分の生き方を主張する、そんなマギー・スミスを見てみたい【実話映画】です。

監督 ニコラス・ハイトナー

製作 ダミアン・ジョーンズ他

出演者 マギー・スミス アレックス・ジェニングス

Netflix 配信中

10★『人生ここにあり』

法律により精神病院の撤廃が進められていた1980年代のイタリア・ミラノを舞台に、実話を映画化したコメディドラマ。

革新的な考え方をもつネッロは労働組合から疎まれ、精神病院から追い出された元患者たちの協同組合に左遷される。

精神病の知識などないネッロだったが、元患者たちとあらたな事業を立ち上げるために奮闘する。

「私、病気なの。」って言うと「大丈夫?!」とかえってきますが、

「私、精神病なの。」って言うと「えっ?!」って思わず身構える。

でも 病気の原因がストレスだった場合、その症状が心に出るか、身体に出るかの違いですから。

もちろん精神科領域は周りの人も巻き込んで、とても辛い病気ではありますが。

この映画、精神病院からあらよって出されちゃった患者さんの話しですが、コメディです。

なので、観た方の中には、「コメディにするような話じゃない」と思う方もいると思いますが、

そこは頑張るネッロを応援したくなる【実話映画】です。

監督 ジュリオ・マンクレドニア

出演者 クラウディオ・ビシオ アニタ・カプリオーリ ジョゼッぺ・バッティストン

DVDのみ


【実話映画】事件や事故に迫った10作品

1★『運び屋』

なんと90歳の老人が13億円の麻薬を運ぶ運び屋だった!と言う 本当に嘘のような実話を映画化。

商売に失敗してひとり途方に暮れる90歳のアール・ストーンは、車を運転するだけの簡単な仕事を持ちかけられます。

予期せずメキシコ麻薬カルテルの運び屋になってしまった男を描いたストーリーです。

クリント・イーストウッドは、この映画の中では腰の曲がったヨボヨボのじいさんで登場します。

本当に腰が曲がっているのだと思います。

そこは演技ではないなぁ〜と感じるので、それでいて監督、主演とクリント・イーストウッド恐るべしです!

ひょんなことから 何を運んでいるか知らされずに、指示通りに荷物を運ぶ仕事を引き受けた1人の老人。

それを運び、そして封筒に入った報酬をもらう老人、、。

封筒の中の札束の多さに「これは、ヤバイ仕事だ!」と薄々感じながらもひょうひょうと運び続けます。

相変わらずヤンチャなイーストウッドの【実話映画】です。

監督、製作、主演 クリント・イーストウッド

出演者 ブラッドリー・クーパー ローレンス・フィッシュバーン

U-NEXT配中

2★『ハドソン川の奇跡』

死傷者0人の飛行機墜落事故の裏側を描いた作品。

マンハッタン上空で1台の飛行機が制御不能に、機長のサレンバーガーはハドソン川への不時着を決意し、乗員乗客155名全員の命を救います。

しかしその後、サレンバーガー機長は国家運輸安全委員会から厳しい取り調べを受けることになります。

不時着事故の緊張感と、その後の機長の苦悩を丁寧に描いた映画です。

この映画の事故直後の飛行機の翼に乗って救助を待つ人々の映像を見たことがある方も多いと思います。

こんな大事故、飛行機墜落と言う大惨事にもかかわらず、死傷者0人だった理由が、たんたんと描かれています。

ですが、事故自体もショッキングな出来事ですから、やはり緊迫した場面が続きます。

死傷者0人へと導いた冷静沈着な機長。

迅速に救助に向かった勇気ある人々の行動も描かれてます。

この国家運輸委員会での白熱したシーンには、一切の音楽が入りません。

それが、一層緊迫感につながっていると思います。

1度は、機長に過失があったと決定されそうになりますが、それをどう覆すのか、、。

航空機事故での国家運輸委員会での緊迫したやりとりも見ものな【実話映画】です。

監督、製作 クリント・イーストウッド

出演者 トム・ハンクス アーロン・エッカート ローラ・リニー

U-NEXT配信中

3★『グッド・ナース』

殺人容疑をかけられた看護師と真実を求めて奔走する同僚の姿を、実話をにもとに描いたサスペンス。

シングルマザーの看護師エイミーは自身も心臓病を抱えながら過酷な夜勤を続け、心身ともに限界を迎えていた。

そんな折、彼女の部署に親切な同僚チャーリーが配属される。

2人は友人として固い絆で結ばれ、エイミーは彼のおかげで自分や娘の未来に希望を持てるようになっていく。

しかし病院でインスリンの大量投与による患者の突然死が相次ぎ、チャーリーがその第一容疑者として浮上する。

サスペンス映画として紹介しているところが多いですが、実話に基づいた映画です。怖いですよね。

入院してたら看護師さんのことは、心から信頼してますから、、。

ある意味では医師より「今」の患者の状態を把握してる存在でもある看護師。

サスペンス、犯人探しなので、ネタバレしないように、、。

ただ結構面白い【実話映画】です。

監督 トビアス・リンホルム

製作 セスコット・フランクリン

出演者 エディ・レッドメイン ジェシカ・チャスティン キム・ディケンズ

Netflix  UーNEXT配信中

4★『告発』

30年代後半、サンフランシスコ。若きエリート弁護士ジェームズ・スタンフィルの初仕事は、アルカトラズ刑務所内で起きた殺人事件だった。

被告は25年の刑に服役中のヘンリー・ヤングという若い囚人だった。

ジェームズの度重なる訪問に、ヘンリーは少しずつ心を開くが、事件のことには触れたがらない。

だが、彼の発するわずかな言葉の端々から、刑務所内の実態が明らかにされていく。

この裁判をきっかけに刑務所内では様々な改革が行われ、やがて63年に完全閉鎖された。

アルカトラズ刑務所を舞台にした映画は多いですが、その刑務所の中の事実を語ったものはあまりありません。

それは、アルカトラズから出てきたものはいないとまで言われた刑務所だから、、。

この映画は、そのアルカトラズの実態を暴き、しかしそれは、アメリカの司法をも批判することにつながり、

弁護士スタンフィルの私生活、弁護士の仕事にも支障をきたします。

アルカトラズを閉鎖にまで導いた映画。

ケヴィン・ベーコンの演技が光る【実話映画】です。

監督 マーク・ロッコ

脚本 ダン・ゴードン

出演者 ケヴィン・ベーコン ゲイリー・オールドマン クリスチャン・スレーター

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5★『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』

実在の詐欺師フランク・アバグネイルをモデルに、パイロットや医師になりすまして巨額の詐欺を働いた若き天才詐欺師と、彼を追うFBI捜査官が繰り広げる追跡劇を軽妙なタッチで描く。

1960年代。高校生のフランクは両親の離婚をきっかけに家を飛び出し、生活のため小切手詐欺に手を染めるがなかなか上手くいかない。

ある時、パイロットになりすませば簡単に人を騙せることに気づいた彼は、各地を飛び回りながら小切手の偽造を繰り返すように。

やがて、FBIのベテラン捜査官ハンラティが捜査に乗り出す。

決して褒められたことではありませんが、ここまで来たら、もう才能!

って言って良いくらい詐欺の手口も巧妙。

ともかく世界を股にかけているので神出鬼没。

「捕まえてみろよぉ〜!」って感じでしょうか。

事件なんですが軽妙な感じが楽しく、実際 刑期を終えた後アバグネネイルは、

FBIに詐欺のアドバイザー?として捜査に協力する立場になります。

「こんなことが本当にあるのかっ?!」

そんなことを感じる【実話映画】です。

監督、製作 スティーヴン・スピルバーグ

出演者 レオナルド・ディカプリオ トム・ハンクス クリストファー・ウォーケン

Netflix  U-NEXT配信中

6★『スポットライト』

新聞記者たちがカトリック教会のスキャンダルを暴いた実話を、映画した実録ドラマ。

2002年、アメリカの新聞「ボストン・グローブ」が、「SPOTLIGHT」と名の付いた新聞一面に、神父による性的虐待と、カトリック教会がその事実を看過していたというスキャンダルを白日の下に晒す記事を掲載した。

社会で大きな権力を握る人物たちを失脚へと追い込むことになる、記者生命をかけた戦いに挑む人々の姿を、緊迫感たっぷりに描き出した。

タブーがテーマの映画。

しかも一面で神父による性的虐待をスクープしたのは、ローカル新聞社。

カトリック教会という大きな壁の様な存在の秘密を暴露するということは、即、社会から葬り去られてもおかしくない、、。

記者生命をかけた緊迫した戦いが名優集結で、描かれていく【実話映画】です。

とてつもない量の情報が見つかるも証拠がなければ書くわけにいかない。

映画はスピーディーに運びますが、あまりのことに見ているほうが置いていかれる感じがします。

ただ 最後のテロップで、2002年にスポットライト(記事のコーナーの名前)は、600本近い虐待の記事を掲載。

249人の神父が性的虐待で告発。

被害者の数は推定で1000人以上、、。

これを知りながら隠し続けていた教会に対して〈怒り〉は確実に映画を見た私たちに届きます。

監督 トム・マッカーシー

製作 マイケル・シュガー スティーブ・コリン他

出演者 マイケル・キートン マーク・ラファロ レイチェル・アダムス

Hulu  Amazon Prime  U-NEXT配信

7★『最後の決闘裁判』

1386年、百年戦争さなかの中世フランスを舞台に、実際に執り行われたフランス史上最後の「決闘裁判」を基にした物語を描く。

騎士カルージュの妻マルグリットが、夫の旧友ル・グリに乱暴されたと訴えるが、目撃者もおらず、ル・グリは無実を主張。

真実の行方は、カルージュとル・グリによる生死を懸けた「決闘裁判」に委ねられる。

勝者は正義と栄光を手に入れ、敗者は罪人として死罪になる。

そして、もし夫が負ければ、マルグリットも偽証の罪で火あぶりの刑を受けることになる。

人々はカルージュとル・グリ、どちらが裁かれるべきかをめぐり真っ二つに分かれる。

いきなり舞台が中世ですが、女性がまだ声を上げることができない時代に「乱暴された!」と勇気を持って告発したマルグリット。

私、この映画リドリー・スコット監督作品と知らずにだいぶ前に観ました。

どんどん引き込まれます。

妻のプライドをかけて、カルージュとグリは剣一本での決闘に挑みます。

中世の決闘スタイルですね。果たして、決闘の行方は、、。

マルグリットの運命は?!

裁判の行方を楽しみに【実話映画】を観てください。

監督、製作 リドリー・スコット

出演者 ジョディ・カリー アダム・ドライバー マット・デイモン

Disney+配信中

8★『ゾディアック』

1969年、自らを“ゾディアック”と名乗る男による殺人が頻発し、ゾディアックは事件の詳細を書いた手紙を新聞社に送りつけてくる。

手紙を受け取ったサンフランシスコ・クロニクル紙の記者ポール、同僚の風刺漫画家ロバートは事件に並々ならぬ関心を寄せるが……。

これは、未だに解決されてない連続殺人の実話です。

なので、「もやぁ〜?」で終わる感が否めませんが、

この事件に巻き込まれていく4人のヒューマンドラマとしてのストーリ性もあるので、

そこら辺は楽しめる【実話映画】です。

監督 デヴィッド・フィンチャー

出演者 ジェイク・ギレンホール ロバート・ダウニー・Jr クロエ・セヴィニー

Netflix配信中

9★『5時17分、パリ行き』

2015年にヨーロッパで起こった無差別テロ「タリス銃乱射事件」で現場に居合わせ、犯人を取り押さえた3人の若者を主役に、事件に至るまでの彼らの半生を、プロの俳優ではなく本人たちを主演に起用して描いたドラマ。

2015年8月21日、オランダのアムステルダムからフランスのパリへ向かう高速列車タリスの中で、銃で武装したイスラム過激派の男が無差別殺傷を試みる。

しかし、その列車にたまたま乗り合わせていた米空軍兵で幼なじみ、親友同士の3人が未曾有の大惨事を防ぐ。

その3人の出会った少年時代や、事件に遭遇することになるヨーロッパ旅行の過程を描きながら、ごく普通の若者たちが、いかにしてテロリストに立ち向かうことができたのかを明らかにする。

昨今、日本でも電車の中に警備員の姿を見かける機会が増えました。

爆弾も過激派じゃなくても作れる時代です。

そんないつ、誰が遭遇してもおかしくないテロに勇敢に立ち向かい、テロリストたちを取り押さえた3人。

映画の中で、事件に遭遇した3人が主演を演じているという、なかなかない【実話映画】だと思います。

正直、演技はうまくはないです。

ただ それを監督のイーストウッドは狙っていると感じます。

どちらかと言えば劣等生だった3人が、軍隊に入隊しても思うような部隊に入ることができない。

何をしても上手くいかないと思っていた3人が、それでもきちんと軍隊の訓練を受けていたこそ「英雄」になれた。

そんな「人生頑張っていれば良いこともあるさ!」

生きることを大切にしたいと感じる『実話映画』です。

監督、製作 クリント・イーストウッド

出演者 スペンサー・ストーン アリサ・アラパッチ アレク・スカラトス

Netflix  U-NEXT配信中

10★『シカゴ7裁判』

Netflixオリジナル映画。ベトナム戦争の抗議運動から逮捕・起訴された7人の男の裁判の行方を描いた実録ドラマ。

1968年、シカゴで開かれた民主党全国大会の会場近くに、ベトナム戦争に反対する市民や活動家たちが抗議デモのために集まった。

当初は平和的に実施されるはずだったデモは徐々に激化し、警察との間で激しい衝突が起こる。

デモの首謀者とされた7人の男(シカゴ・セブン)は、暴動をあおった罪で起訴され、裁判にかけられる。

海外って、デモが暴徒化って良く耳にしますが、日本は今のところはないですね。

正しいと思ってしたことが、意図せず暴徒化したことでデモの意味すら無くなってしまう、、。

この7人の裁判は後に陪審員の買収や盗聴など歴史に汚名を残す裁判となりましたが、

7人がそれとどう立ち向かっていくのかが見ものでもある【実話映画】です。

監督 アーロン・アーキン

製作 マーク・プラット スチュアート・ベッサー他

出演者 サシャ・バロン・コーエン エディ・レッド・メイン ジェレミー・ストロング

Netflix配信中


【実話映画】社会派事件を扱った作品

1★『エリン・ブロコビッチ』

巨大企業を相手に、史上最大級の集団訴訟に勝利した実在の人物、エリン・ブロコビッチの活躍を描いたヒューマン・ドラマ。

無職のシングルマザー・エリンは、交通事故をきっかけに強引にポジションを得た弁護士事務所で、恐ろしい環境汚染の実態を知る。

正義感と情熱だけを武器に、勝ち目の無い訴訟に敢然と挑んでいく。

これは、ジュリア・ロバーツの代表作と言っても過言じゃない作品です。

何をやってもついてない時ってありますよね、、。

まさにそんな時、エリンは交通事故にあいます。子供も2人います。シングルマザーです、、。

事故の影響で職探しの最中にも関わらず、首は動かせないようにコルセットをはめられた状態。

負けん気の強さで、押しまくって、自分の事故担当の弁護士事務所にバイトとして雇ってもらいますが、周りは、大卒ばかり、、。

高卒のエリンを上から目線でしか見ません。

そんなエリンが、たまたま 水質汚染の資料の中に紛れ込んでいた他の分野の資料に「なんで?!」

と疑問を抱いたところから、弁護士事務所がひっくり返るような大問題に発展していく、

好奇心と探究心と何より「人を想う気持ち」があれば、

困難も乗り越えられるんじゃないないか?!

そんなふうに感じさせてくれる【実話映画】です。

監督 ステーヴン・ソダーバーグ

製作 ダニー・デヴィート

出演者 ジュリア・ロバーツ アルバート・フィニー

U-NEXT配信中

2★『チョコレートドーナツ』

1979年、歌手を目指す青年は夢見ながらも、ショーダンサーとして働いていた。

彼はあるとき、一目惚れした弁護士と恋に落ちる。

そして2人は、母に捨てられたダウン症の少年を迎え入れ、家族のように暮らす。しかしその幸せな日々は、あまりにも脆く儚いものだった。

この洋画は2014年公開ですが、今、最新作として公開されてもタイムリーな作品となるでしょう。

題名はとてもスィートな名前の映画ですが、内容は結構ハードです。

人として立派になるようにと親は子供のことを育てますが、

差別と偏見が入ると「自分と違うから。」「世間の常識と違うから。」

そんな理由で、人として愛情も思いやりの感情もきちんと持つ人間になっても認めてもらえない、、。

同性愛者というだけで、、。

そんな自分達の苦しみとダウン症の少年への思いが交錯したのでしょう。

自分の価値観をもう一度見直すことになる【実話映画】かもしれません。

監督、製作、トラビス・ファイン

出演者 アラン・カミング ギャレット・ディラハント アイザック・レイバ

U-NEXT配信中

3★『きっと良い日が待っている』

コペンハーゲンの養護施設で起きた実話をもとに、自分たちの手で未来を切りひらこうとする幼い兄弟の絆を描いたヒューマンドラマ。

1967年。労働者階級の家庭に生まれた13歳の兄エリックと10歳の弟エルマーは、病気の母親から引き離されて養護施設に預けられる。

そこでは、しつけとは名ばかりの体罰が横行していた。

さらにエリックたちは新しい環境になじめず、上級生たちによるイジメの標的になってしまう。

そんな過酷な日常から抜け出すべく、兄弟は施設からの逃亡を図る。

これは、1967年が舞台の映画ですが、貧しさゆえに受ける差別や虐待を描いた映画は数多くありますが、これは実話です。

13歳と10歳の兄弟が「逃げよう!」と決意しなければならない悲惨な状況に大人としてできることはなかったのか?!

そのように考えさせられる思いは現代社会でも何度もニュースになって流れてきます。

映画は何度も私たちに「問題提起」しています。

それをきちんと受け止める側、自分に何かできることはないか、、。

考えさせられる【実話映画】です。

監督 イェスパ・W・ネルスン

製作 シセ・グラム・ヨーゲルセン

出演者 ラース・ミケルセン ソフィー・グロベル アルバト・ルズベク・リンハート

U-NEXT配信中

4★『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』

ベトナム戦争が泥沼化した、リチャード・ニクソン大統領政権下の71年。

ベトナム戦争を分析・記録した国防省の最高機密文書=通称「ペンタゴン・ペーパーズ」の存在をニューヨーク・タイムズがスクープし、政府の欺瞞が明らかにされる。

ライバル紙でもあるワシントン・ポスト紙は、亡き夫に代わり発行人・社主に就任していた女性キャサリン・グラハムのもと、編集主幹のベン・ブラッドリーらが文書の入手に奔走。

なんとか文書を手に入れることに成功するが、ニクソン政権は記事を書いたニューヨーク・タイムズの差し止めを要求。

記事の掲載を巡り会社の経営陣とブラッドリーら記者たちの意見は対立し、キャサリンは経営か報道の自由かの間で難しい判断を迫られる。

これは見応えあります。

ハラハラ、ドキドキして引き込まれます。

これが実際に起こった出来事なのかと思ってしまいます。

政府からの圧力の中、ジャーナリストとして、また経営者としての決断に迫られます。

太めのメリルとハンクスも妙に信憑性をかもし出してます。

社内やメリルの自宅など室内で台詞でのバトルが繰り返されます。

そこは、さすがのアカデミー賞主演賞受賞俳優の演技と感じることしきりな【実話映画】です。

監督、製作 スティーヴン・スピルバーグ

出演者 メリル・ストリープ トム・ハンクス

U-NEXT配信中

5★『ソーシャル・ネットワーク』

世界最大のソーシャルネットワーキングサイト「Facebook」創設者マーク・ザッカーバーグの半生を、鬼才デビッド・フィンチャーが映画化。

2003年、ハーバード大学に通う19歳のマークは、親友のエドゥアルドとともに学内の友人を増やすためのネットワーキング・サービスを開発する。

そのサービスは瞬く間に他校でも評判となり、ファイル共有サイト「ナップスター」創設者のショーン・パーカーとの出会いを経て、社会現象を巻き起こすほどの巨大サイトへと急成長を遂げるが……。

現代社会では〈SNS〉のない世界は考えられません。

私自身もFacebookでアナログな人生では、絶対に出会えなかった人達とのご縁をいただきました。

それは今でも続いてます。

ただ Facebookを最初に作ろうと思った動機がこんなことだったのかっ!って、少し嫌な気持ちになりました。

まぁ学生時代にやりそうなことではありますが、、。

それを世界的規模にまで広げてしまうのがすごいところです。

〈SNS〉は自分の知らない世界を広げてくれる存在ですが、使い方を誤ると〈諸刃の剣 もろ刃のつるぎ〉そんな気もします。

そんな自身への問いかけをする【実話映画】です。

監督 デェビッド・フィンチャー

脚本 アーロン・ソーモン

出演者 ジェシー・アイゼンバーグ アンドリュー・ガーフィールド ジャスティン・ティンバーレイク

Prime Video  U-NEXT配信中

6★『アルゴ』

1979年11月4日、イラン革命が激化するテヘランで過激派がアメリカ大使館を占拠する。

52人が人質になるが、混乱の中、6人のアメリカ人が自力で脱出。

カナダ大使の自宅に身を潜める。

CIAで人質救出を専門とするトニー・メンデスは、6人を安全に国外へ脱出させるため、大胆不敵な作戦を立案。

「アルゴ」という架空のSF映画を企画し、6人をその撮影スタッフに偽装して出国させようとする。

実際に起きた事件なんですが、救出する手段が〈まるでドラマみたいなドラマ〉って、自分で何を言ってるのかわからないんですけど、、。

イランですよ。テヘランですよ。

もう絶体絶命状態で、こんな作戦考えます?!で、やっちゃいます?!

軽い雰囲気で書いてますが、緊迫感半端ないです。

この事件の後も救出するために自国の飛行機を飛ばす、そんなことが起きてます。

悲しいことです、、。

そんな思いも感じる【実話映画】です。

監督、製作 ベン・アフレック

製作 ジョージ・クルーニー他

出演者 ベン・アフレック アラン・アーキン ブライアン・クランストン

UーNEXT配信中

7★『シティ・オブ・ゴッド』

「シティ・オブ・ゴッド」と呼ばれるリオ・デ・ジャネイロのスラム街。

1960年代後半、ギャングに憧れる少年リトル・ダイスは年上のチンピラ3人組と共にモーテルを襲撃して殺人を犯し、そのまま行方をくらませる。

一方、チンピラ3人組の1人の弟であるブスカペはカメラに興味を抱き、写真家を夢見るように。

1970年代、リトル・ダイスはリトル・ゼと改名して街へ戻り、親友ベネと共に麻薬ビジネスでのし上がっていくが……。

この映画の撮影には、実話ということもあり、現地で暮らす一般人を多数起用しているらしいです。

貧困、暴力、スラム。生まれた時からその様な環境で、他の世界を知らなかったら、自身の知る世界でのし上がるしかない、、。

そんな残酷ともとれる実話映画ですが、そんなに重たくはない様です。

なぜなら、カメラに映る現地の人たちに、笑顔があふれているから、、。

アカデミー賞4部門にノミネートされた【実話映画】です。

監督 フェルナンド・メイレレス

出演者 アレクサンドル・ロドリ アリシー・ブラガ

Prime Video   U-NEXT配信中

8★『9人の翻訳家囚われたベストセラー』

ダン・ブラウンの小説、シリーズ4作目「インフェルノ」出版時、違法流出防止のため各国の翻訳家たちを秘密の地下室に隔離して翻訳を行ったという前代未聞の実話を題材に描いた。

フランスの人里離れた村にある洋館。

全世界待望のミステリー小説「デダリュス」完結編の各国同時発売に向けて、9人の翻訳家が集められた。

翻訳家たちは外部との接触を一切禁止され、毎日20ページずつ渡される原稿を翻訳していく。

出版社社長が、世界同時発売を実現するために、こんな途方もないことを始めます。

どこにも知られていないはずが、ある日社長のもとに「原稿をSNSで流出させる」との脅迫文が届きます。

監視下の元、いったい誰がこのような脅迫をしてきたのか?!

サスペンス、ミステリーの要素もある【実話映画】です。

監督 レジス・ロワイヤル

製作 アラン・アタル

出演者 アレックス・ローサー オルガ・キュリレンコ ランベール・ウィルソン

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9★『フリーダムライダース』

オスカー女優ヒラリー・スワンクが初めて製作総指揮を手掛け、自ら主演も務めた感動の学園ドラマ。

実在する女性英語教師エリン・グルーウェルとその生徒たちによる同名ベストセラーを基に、ロス暴動直後の荒廃した高校に通う若者たちと、“書くこと”を通して彼らに希望を抱かせようとする教師の姿を描く。

ロス暴動とは、異人種間で起きた問題が暴動にまで発展した事件です。

今でも学校での銃乱射などさまざまな問題を抱えるアメリカの学校。

荒廃した高校の教師になること自体ためらわれることなのに、真っ向から生徒と向き合った1人の女性教師。

書くことを通してとありますが、「書くことによって、自身を見つめ直す」

これは今も良く取り入れられる方法です。

ただ、一言で書くと言っても書くことって、結構エネルギー入ります。

なので、どのように書くことで生徒を導いたのかとても興味深い【実話映画】です。

監督 リチャード・ラグラヴェネーズ

製作 ヒラリー・スワンク

出演者 ヒラリー・スワンク エイプリル・リー・ユル パトリック・デンプシー

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10★『リリーのすべて』

世界で初めて性別適合手術を受けたリリー・エルベの実話を描いた伝記ドラマ。

1926年、デンマーク。風景画家のアイナー・ベルナーは、肖像画家の妻ゲルダに頼まれて女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、自身の内側に潜む女性の存在を意識する。

それ以来「リリー」という名の女性として過ごす時間が増えていくアイナーは、心と身体が一致しない現実に葛藤する。

ゲルダも当初はそんな夫の様子に戸惑うが、次第にリリーに対する理解を深めていく。

それにしてもレッド・メイン多才ですね。

それにお化粧をしたメイン、綺麗です。

性別適合手術が1920年代からされてたこと自体驚きました。

誰の中にも女性性と男性性があると私は、思ってます。

だから、突然芽生えちゃっても驚きませんが、、。

自分の夫がある日突然「女性になる!手術受ける!」って言ったらさすがにドン引きします、、。

この妻は、女性性に目覚めてしまった夫を支え続けます。

これが愛からきてるのか、どう言う気持ちなのか知ってみたくなる【実話映画】です。

監督 トム・フーパー

出演者 エディ・レッドメイン アリシア・ヴィキャンデル アンバー・ハード

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【実話映画】ハートウォーミング10作品

1★『最強の2人』

フランスの歴代観客動員数で3位を記録したヒューマン・コメディ。

車いすの富豪フィリップとその介護者に採用されたスラム街出身の黒人青年ドリスは、正反対ゆえにぶつかり合いながらも、次第に強い友情が育んでいく。

フィリップは、首から下の感覚がまったく無い、、。

フィリップ自身も自分で何もできないことを受け入れつつも「なんで、あれもダメ、これもダメ!これで生きてると言えるのかっ!」

身体が不自由だけど、心も感性もすべては自由で、洗練されたフィリップ。

そこにフィリップとは正反対のようなドリスが採用されます。

ドリスはと言えば育ちも良いとは言えない。今までの人生は、学もなくお金もない。

ドリスの型破りさに戸惑いながらもしだいにお互いの信頼関係が変化していく。

ヒューマン・コメディって、紹介されてますが、どこがコメディなのかは「?」です。

多分、「この人だけはないっしょ?!」のドリスが採用されたり、その後のドリスの型破りなところや

それに翻弄(ほんろう)されっぱなしのフィリップの様子なのかなぁ〜とも思いますが、それは、ちょいと不謹慎な気もします。

これは、フランス映画でありながら「会話」が主流のフランス映画独得のまどろっこしさがありません。

なので、「フランス映画はちょっと、、。」っていう方にもおすすめです。

予期せぬ出会いが、〈奇跡〉を呼ぶような展開に観た人の心まで温かくしてくれる【実話映画】です。

監督、脚本 エリック・トレガノ オリヴィエ・ナカシュ

出演 フランソワ・クリュゼ  オマ・ル・シー アンヌ・ル・ニ

U-NEXT配信中

2★『ドリーム』

1962年に米国人として初めて地球周回軌道を飛行した宇宙飛行士ジョン・グレンの功績を影で支えた、NASAの3人の黒人系女性スタッフの知られざる物語を描いたドラマ。

ソ連とアメリカの宇宙開発競争が繰り広げられていた61年、米バージニア州ハンプトンにあるNASAのラングレー研究所に、ロケットの打ち上げに必要不可欠な計算を行う黒人女性グループがいた。

なかでも天才的な数学の才能をもつキャサリンは、宇宙特別研究本部の計算係に抜てきされるが、白人男性ばかりのオフィスは、決して心地よいものではなかった。

黒人というだけで理不尽な境遇に立たされるが、それでも3人はひたむきに夢を追い続け、やがてNASAの歴史的な偉業に携わることとなる。

まだまだ、黒人差別が色こく残る時代に、すでにNASAで黒人の女性が仕事をしていた。

白人の女性でさへ、まだ 「家庭を守るべき」そんな時代です。

これだけでも驚きますが、それを「さらっと」受け流すように着実にやるべきことをやり、見事に偉業を成し遂げます。

どちらかと言えば「痛快」の方が当てはまる【実話映画】です。

監督 セオドア・メルクイ

制作 ドナ・ジグリオッティ ピーター・チャーニン他

主演 タラジ・P・ヘンソン オクタビア・スペンサー ジャネール・モネイ

U-NEXT配信中

3★『5パーセントの奇跡』

95%の視力を失いながら「5つ星ホテルで働きたい」という夢のために大芝居を打った学生の実話を映画化。

先天性の病気により95%の視覚を失ってしまったサリー。

5つ星ホテルで働くという夢を実現させたいサリーは、無謀にも目が見えないことを隠して一流ホテルで見習いをスタートすることに成功する。

周囲からの助けも借りながら、持ち前の明るさと機転を利かせ、サリーは次々とホテルの研修課題をクリアしていった。

しかし、完璧かに思えた偽装計画は、ある女性との出会いによって、徐々にほころびが出るようになってしまう。

「そんなことが本当にできるの?!」と思わず考えざるおえないですが、、。

95%の視力がないって、ほぼ全盲の世界でしょ!って誰もが思いますよね。

ただ、目の不自由な方や聴力に問題のある方が、視覚、嗅覚が鋭いように、

何処かに秀でたものがあったに違いありません。

一般的なホテルでも難しいと思いますが、五つ星ともなれば、お客の層も違いあれこれリクエストも多いでしょうに、、。

どんな偽装計画だったのかも気になる【実話映画】です。

監督 マルク・ローテムント

製作 タニア・ツィークラー

出演者 コスティア・ウルマン ヤコブ・マッチェンツ

U-NEXT配中

4★『LION』

インドの貧しい村で暮らす5歳の少年サルーは、停車中の長距離列車で眠り込み、言葉の通じない見知らぬ土地に運ばれてしまう。

数奇な運命をたどりオーストラリアの夫婦の養子となったサルーは、大学のクラスメイトのアドバイスを受け、Google Earthで故郷を探し始める。

列車のレールが何本も並ぶ冒頭のシーンから、「何か起きなければ良いが、。」そんな不安を感じてしまう映画。

貧しくても兄弟愛は強く、お互いを思いやっている。そんな時に思わぬ悲劇に見舞われる。

列車の貨車に乗って寝てしまったサルー。幼すぎて自分がどこから来たかもわからない。

結局 はるかオーストラリアに養子に出される。

養父母は良い人で、オーストラリアに引き取られても大学にまで行かせてもらったサルー。幸せだった、、。

でも 自分のルーツが知りたいと まるで、コンパスを持たずに大海にこぎ出すような故郷さがしが始まる、、。

オーストラリアの両親もサルーの気持ちを尊重してくれます。

私も良くGoogle Earthのお世話になりますが、せいぜい日本の中を検索するくらいです。

それを遠いオーストラリアからインドの一地方都市、それも田舎で地名すら覚えていない、、。

そんな「点」すら定かじゃないところを本当にしらみつぶしに探しまくります。

でも 結果は、、。

一番会いたかった大好きだった兄は、サルーが迷子になったその日のうちに事故で亡くなっていました。

もしかしたら、亡くなった兄が、こんなとてつもない〈ルーツ探し〉を天から後押ししてくれてたのかと

そんな思いも感じる【実話映画】です。

監督 ガース・デイビス

製作 アンジー・フィールダー

出演者 デーブ・バテール ルーニー・マーラ ニコール・キッドマン

Prime Video配信中

5★『グリーン・ブック』

1962年、アメリカ。ニューヨークの一流ナイトクラブで用心棒を務めていたイタリア系男性のトニー・リップは、ひょんなことから天才黒人ピアニスト、ドクター・シャーリーが南部で行う演奏ツアーに運転手兼ボディガードとして雇われる。

「ビゴ・モーテンセンがただのオヤジになってる!」

これが『グリーン・ブック』を最初に観た時の驚きでしたが、、。

ロード・オブ・ザ・リングははるか昔。

主な登場人物は2人と言っても良いほどの作品ですが、粗野で言葉使いも悪いモーテンセン。

めっちゃ上品で、洗練されている黒人ピアニストのシャーリー。

まるで、水と油のような関係かと思われた2人が、長い演奏旅行の道中で、だんだんと心を通わせていく。

最初は、黒人に差別意識を持っていた運転手役のモーテンセンが、次第にシャーリーのピアニストとしての才能の素晴らしさに気づき、

それに対する黒人差別への偏見が不当なものだと、モーテンセンの意識は変化して行く、、。

ちょうどクリスマスの日に自宅へ帰る、ラストがとても印象的な【実話映画】です。

監督 ピーター・ファレリー

製作 ジム・パーク

出演者 ヴィゴ・モーテンセン マハーシャラ・アリ

U-NEXT配信中

6★『ミス・ポター』

世界中で人気のキャラクター、ピーターラビット。

その作者、ビアトリクス・ポターの恋と波乱の半生をつづる実話ドラマ。

1902年、ロンドン。裕福な弁護士の娘であるビアトリクスは、32歳で独身ながら、絵本作家になる夢を抱いていた。

彼女が描いたウサギが主人公の物語は、編集者ノーマンの心をつかみ、出版後、彼らの仲も急接近していく。

カメレオン女優レネー・ゼルウイガーが、

ピーター・ラビットのようなふっくらと柔らかそうな頬で、芯の強い女性を演じてます。

台詞は、映画全体でもそんなに多くないと思いますが、レネーが本に語りかけるシーンが印象的です。

イギリスの田舎の優しい風や自然やそこに流れる花の香り、、。

そんな雰囲気を感じる作品ですが、「1人の女性の生き方」としてはとても見応えがあり、時には涙がにじみます。

演技力が確かな俳優陣たちが集まり、見終わった後にほっこりするような【実話映画】になってます。

監督 クリス・ヌーナン

脚本 リチャード・モルトビー,JR,

出演者 レネー・ゼルウイガー ユアン・マクレガー エミリー・ワトソン

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7★『幸せのキセキ』

閉鎖されていた動物園を買い取り家族とともに再建した英国人ジャーナリスト、ベンジャミン・ミーの回顧録をもとに、最愛の妻を亡くした男が動物園を立て直すことで悲しみを乗り越えていく姿を描いたヒューマンドラマ。

妻を亡くして半年がたつベンジャミンは、新しい場所で新しい人生を始めるため郊外に家を買う。

悲嘆に暮れる14歳の息子と7歳の娘を連れて引越したベンジャミンは、家の隣に閉鎖中の動物園があることを知ると、ある思いを胸に動物園の再オープンを目指す決意をする。

愛しい人を亡くした悲しみは、時間が解決するとは良く言いますが、そういう立場に立ってみないと本当のところは計り知りません。

妻を亡くしたベンジャミンも母親を亡くした子供達もこの悲しみからどうしたら立ち直れるのか、、。

そんな時に見捨てられた動物たちと出逢います。

可哀想と思うのは簡単ですが、「この動物園を再建しよう!」はなかなかできることではありません。

ベンジャミン親子にとっては、動物園の再建は、悲しみから自身を再び立ち直すこととどこかで重なったのかもしれません。

勇気をもらえる【実話映画】です。

監督 キャメロン・クロウ

製作 ジュリー・ヨーン キャメロン・クロウ

出演者 マット・デイモン スカーレット・ヨハンソン トーマス・ヘイデン・チャーチ

Disney+配信中

8★『ロード・オブ・ドッグタウン』

1975年、カリフォルニア州ヴェニスビーチ。ドッグタウンと呼ばれる寂れた街で、サーフィンとスケートボードに没頭するステイシー、ジェイ、トニーの3人が、溜り場のサーフ・ショップ「ゼファー」のスケート・チーム「Z-BOYS」から独立し、それぞれの道を歩むまでを描いている。

今でこそ、オリンピック正式種目ですが、本当にちょっと前まで、「チャラい!」そんな風に言われてたスケボー。

そのスケボーの斬新なスタイルを確立したのが「Z-BOYS」です。

あまり知られてない映画ですが、興行収入は初公開時全米7位をとった作品です。

ちょっとローカルですが映画批評家賞も受賞してます。

本格的なスケボー映画のしかも【実話映画】ですので、是非ご覧ください。

監督 キャサリン・ハードウイック

製作 ジョン・リンソン

出演者 ジョン・ロビンソン エミール・ハーシュ ヴィクター・ラサック

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9★『遠い空のむこうに』

米ソ冷戦時代のアメリカ、コールウッド。

ここに生まれた男は誰もが将来炭坑夫になると約束されたこの町で、高校生ホーマーは自分の将来に不安を感じていた。

そんな1957年10月4日。ホーマーは星空を美しい軌跡を描いて飛んでいくソ連の人工衛星スプートニクを見る。

宇宙の夢に魅せられたホーマーは悪友たちと「ロケット・ボーイズ」を結成、ロケット製作に夢中になるが、父はそんなホーマーを理解できず、二人は衝突する。

1957年に既にソ連は人工衛星を打ち上げてたんですね。

炭坑夫、、。常に死と隣り合わせで危険な仕事。そんな炭鉱夫達の日常から映画は始まります。

採掘場に向かう人たちもこの ソ連が有人衛星の打ち上げをラジオできいてます。

でもどこか他人事です。「炭坑夫の息子は炭坑夫になるのが当たり前!」

そう考えられていた時代、高校生のホーマーは実際に観た衛星に心を奪われます。

そんなホーマーのことを父は大反対。

兄は、アメリカンフットボールが強くて、大学からの奨学金を貰って大学へ。

当時、炭鉱の街に住む高校生が大学に行く道はアメリカンフットボールの選手に選ばれるくらい。

ホーマーと4人の仲間たちは、ロケットを作る材料がない中、何十回という失敗を重ねます。

だんだん、理解者が増えて来たと感じた時、父が炭坑での爆発に巻き込まれ、

働き手のいなくなった家庭で、ホーマーは一度高校を退学し、炭坑で働き始めます。

でも 夢をあきらめきれず、「無理だ!」と言われて出場した「発明コンテスト」州で見事優勝。

そして、全国大会へ、、。

とてもアメリカらしい、父と息子の感情の機微を描きながら、〈夢を決してあきらめない〉ことの大切さを教えてくれる【実話映画】です。

お子さんと観るのも良いと思います。

監督 ジョー・ジョンストン

製作 ピーター・クレイマー他

出演者 ジェイク・ジレンホール クリス・クーパー ローラ・ダーン

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10★『シェフ三つ星フードトラック始めました』

ロサンゼルスにある一流レストランの<総料理長>カール・キャスパーは、メニューにあれこれと口出しするオーナーと対立し、突然店を辞めてしまう。

次の仕事を探さなければならない時にマイアミに行った彼は、絶品のキューバサンドイッチと出逢う。

その美味しさで人々に喜んでもらう為に、移動販売を始めることに。

譲り受けたボロボロのフードトラックを改装し、マイアミ~ニュー・オリンズ~オースティン~ロサンゼルスまで究極のキューバサンドイッチを作り、売る旅がスタートした。

あらすじを読むと「ただの、わがままオヤジの話?!」という感じですね。

最初の方はそう言うふうに感じる方も多いようです。

ただ キャスパーの望みは「人に喜んでもらえる食べ物を届けたい!」だけ。

ただそれだけなんです。

腕の良い勉強熱心なシェフが、レストランのオーナーからいつも同じ料理を出せと命じられ、出した結果SNSでぼろくそに批判されます。

そして、首になります。

妻とは離婚。

息子とは2週間に一度会う関係。

でも この失敗からフードトラックで、キューバサンドを売ることを思いつきます。

そして、息子も手伝ってくれ、息子との関係も取り戻す。

脇役がいい味を出していて、これも生きていたらいいこともあるさ!

そんな勇気をもらえる見た後ポジティブな気持ちになれる『実話映画』です。

監督、脚本、出演 ジョン・ファブロー

出演者 ソフィア・ヴェルガラ スカーレット・ヨハンソン ダスティン・ホフマン

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【実話映画】テニスや野球、アメリカンフットボールなどのスポーツ映画

1★『幸せの隠れ場所』

全米アメリカンフットボール・リーグNFLのマイケル・オアー選手の激動の半生を追ったマイケル・ルイスのノンフィクションを映画化。

米南部ミシシッピのスラム街に生まれ、ホームレスのような生活を送っていた黒人青年マイケルが、裕福な白人女性リー・アンの一家に家族として迎え入れられ、アメフト選手としての才能を開花させていく。

これぞ、アメリカ映画!!と言えるようなスポーツ映画です。

養子縁組などが盛んに行われてるアメリカだからできた奇跡のような感動作!

サンドラ・ブロックの一見厳しいのかと思わせながら、きちんとその人の本質を見抜く力と言動が感動と爽やかさを生んだ【実話映画】です。

スラム街に住みながらも自分自身はそのようなところに住みたくない、周りのほとんどがしているような薬物やチンピラのような行為をしたくない、できれば違う人生を選びたい。

だけど そんな考えを持つこと自体あきらめていたマイケル。

なので、「自閉症?」と思うほど自分自身を殺し、超大きな体をしているのに目立たず、口を聞くことすらためらっていたマイケル。

そんなマイケルがアンと出会い、「やっと自分自身を安心してだすことができる場所」を得たことで、人として、アメリカンフットボール選手として成長していく映画です。

監督 ジョン・リー・ハンコック

製作 ギル・ネッター アンドリュー・A・コソーブ他

出演者 サンドラ・ブロック ティム・マッグロウ クィントン・アーロン                キャシー・ベイツ

U-NEXT配信中

2★『ドリームプラン』

世界最強のテニスプレイヤーと称されるビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹を世界チャンピオンに育てあげたテニス未経験の父親の実話を基に描いたドラマ。

リチャード・ウィリアムズは優勝したテニスプレイヤーが4万ドルの小切手を受け取る姿をテレビで見て、自分の子どもをテニスプレイヤーに育てることを決意する。

テニスの経験がない彼は独学でテニスの教育法を研究して78ページにも及ぶ計画書を作成し、常識破りの計画を実行に移す。

ギャングがはびこるカリフォルニア州コンプトンの公営テニスコートで、周囲からの批判や数々の問題に立ち向かいながら奮闘する父のもと、姉妹はその才能を開花させていく。

私は、全米テニスで大坂なおみとセリーナ・ウイリアムズの試合を見た時に

セリーナのフリルふりふりのウエアを見て「これで、テニスする気?!」って思いました。

でもこの映画で、ビーナスもセリーナもどれだけ努力し、辛くても頑張ってきたんだろうと気づいた時、

「ウエアなんて本人が良ければ何でも良いんだ!」と感じました。

ウイル・スミスの破天荒な父親役がどハマりで、ちょっとテニスを金儲け主義的にしてるところもあるけど、プロの世界ですから。

そんな試合以外のテニスの一面が見られて楽しめる【実話映画】スポーツ映画です。

監督 ルナルド・マーカス・グリーン

製作 ティム・ホワイト ウイル・スミス他

出演者 ウイル・スミス アンジャニュー・エリス サナイヤ・シドニー

Netflix  U-NEXT  Prime Video配信中

3★『42世界を変えた男』

史上初の黒人メジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンの半生を、ブルックリン・ドジャース(現ロサンゼルス・ドジャース)のジェネラル・マネージャー、ブランチ・リッキーとの交流を軸に描いたドラマ。

1947年、ブルックリン・ドジャースのGMだったリッキーは周囲の反対を押し切り、ロンビンソンとメジャー契約を結ぶ。

2人はファンやマスコミ、チームメイトからも誹謗中傷を浴びせられるが、自制心を貫き通し、プレーに徹するロンビンソンの姿勢に、次第に周囲の人々の心もひとつになっていく。

今まで誰もやろうとしなかったことを「やる人」はカッコ良いです。

第二次世界大戦には多くの黒人兵も派遣され、英雄となった者もおりました。

でもいざ戦争が終わってアメリカに戻ったら、黒人には人種差別が待ってました。

その頃黒人だけのメジャーリーグの様なものができ、優秀な選手も居ましたが、メジャー・リーグは白人だけの世界。

そこに背番号「42」をつけた初めての黒人メジャーリーガーが誕生します。

それは壮絶な誹謗中傷の嵐、、。震えるほどの怒りを抑えながら、目覚ましい活躍を見せつけます!

背番号「42」は現在でも永久欠番です。

最初に「これでれっ?!」ってくらいメイクで変身したハリソン・フォードが見ものです!

エンドロールまでワクワクする【実話映画】です。

監督 ブライアン・ヘルゲランズ

製作 トーマス・タル

出演者 チャドウイック・ボーズ ハリソン・フォード ニコール・べハーリー

Netflix  Prime Video  UーNEXT配信中

4★『オールド・ルーキー』

テキサス州ビッグ・レイク。高校教師のジム・モリスは35歳。

愛する妻ローリーや子供たちに囲まれ、高校の野球チームの監督をする平穏な日々を送っていた。

若き日にメジャーリーガーになる夢を持っていたジム。もう叶わない夢とあきらめてた時に転機が訪れる。

野球に夢中になった少年時代のある人は、みんな一度はプロ野球の選手になりたいと思ったはず。

でも 実際にプロになれる人はどんなスポーツの世界でもほんのひと握り。

まして家庭も仕事もあるのにいきなりチャンスが来たからって、そう簡単には決心できない。

でも家族の支えがあれば、チャンスをものにできる!

そんな【実話映画】です。

正直 ちょっと地味な映画です。

デニス・クエイドがそれくらい中年感満載の「おじさん」感が漂ってます。

そんな主人公がどのくらい大変身をするのか楽しみに観てください。

監督 ジョン・リー・ハンコック

出演者 デニス・クエイド レイチェル・グリフィス ジェイ・ヘルオンデス

Disney+配信中

5★『シンデレラマン』

実在したボクサーを描いた感動ドラマ。

1930年代の大不況下のアメリカ。負傷のためプロボクシングの世界から引退して肉体労働者となっていたジムは、愛する妻と子供のため、勝ち目のない新進ボクサーとの試合を引き受ける。

名匠ロン・ハワードと名優ラッセル・クロウがタッグを組みました。

一度は引退したもののアメリカは大恐慌時代。

株が一夜にして大暴落し、自殺者の数、数知れず、、。

そんな アメリカの根底を揺るがした大恐慌時代。

いくら肉体労働しても貧しい生活が続く、、。

ファイトマネー欲しさにボクシングに戻り、観てる人まで「また骨折するんじゃないかっ?!」と

ハラハラ、ドキドキさせながらどハマりする【実話映画】です。

監督、製作 ロン・ハワード

出演者 ラッセル・クロウ レニー・ゼルウイガー ポール・ジアマッティ

U-NEXT配信中




6★『グローリーロード』

1960年代に白人至上主義の米大学バスケ界で初めて黒人主体のチームを作り上げ、様々な障害を乗り越えて栄光を勝ち取るコーチの実話を映画化したスポーツ・ドラマ。

本当にどれだけあるんでしょうね、、。

黒人差別のスポーツ映画。

今や、バスケも野球もアメリカン・フットボールも黒人選手なしでは語れないのに、、。

他の映画で、黒人の学生がキャンパスに入れない、そんな映画を見ました。

今でもさまざま形を変えて偏見と差別に苦しんでる人たちがいます。

早くそんな世界が無くなれば良いと切に願いたくなる【実話映画】です。

監督 ジェームズ・ガードナー

脚本 クリストファー・クリーヴランド

出演者 ジョシュ・ルーカス デレク・ルーク ジョン・ヴォイド

Prime Video配信中

7★『タイタンズを忘れない』

1971年、アメリカは公民権運動によって人種差別撤廃が叫ばれていた。

しかし、ヴァージニア州アレキサンドリアのような田舎町では、そうした社会変化に順応できない。

そんな中、白人の高校と黒人の高校が町の猛反対を押し切って統合され、町の最大の関心事でもあるフットボールチームタイタンズが結成される。

そのヘッド・コーチとなったのが、黒人のハーマン・ブーン。

彼は、このチームに改革をもたらせるのか、、。

すべて、○○のスポーツで最初になしとげた人って、黒人の映画ですが、それだけ根強い人種差別との闘いがあったということですね。

公民権運動によって統合された黒人の学校と白人の学校。

何も問題なく上手くいくわけがないんですが、やはりそこは人と人。

段々とその人となりに接していくうちに、自分の間違いに気づく。

これは勇気と感動の【実話映画】です!

監督 ボアズ・イェーキン

製作 ジェリ・ブラッカイマー

出演者 デンゼル・ワシントン ライアン・ハースト ライアン・ゴズリング

Prime Video  Disney+配信中

8★『レイジングブル』

1940~50年代に活躍しミドル級チャンピオンにも輝いた実在のボクサー、ジェイク・ラモッタの半生を映画化。

後に「ブロンクスの猛牛」とも呼ばれるようになるジェイクが、八百長試合を強いてくる組織との関係などに悩まされながらも栄光をつかみとる。

これは、実際にデ・ニーロがすごく体重を増やして臨んだ映画だとは知ってましたが、

この体型までも変化させて徹底的に役作りをすることを「デ・ニーロ・アプローチ」と言う言葉まで生んだ映画とは知りませんでした。

一度は栄光をつかみますが、段々と周りから人がいなくなる、、。

そんな引退して挫折した頃のボクサーを演じるのに27キロも太ったそうです。

今や伝説の【実話映画】です。

監督 マーティン・スコセッシ

製作 アーウィン・ウィンクラー

出演者 ロバート・デ・ニーロ ジョー・ペン

U-NEXT配信中

9★『マーシャルの奇跡』

飛行機事故で選手の大半を亡くしたアメリカンフットボールチームが失意の底から再生していく姿を、実話を元に描いた感動ドラマ。

ウェストバージニア州の小さな町ハンティントンにあるマーシャル大学。

同校のアメフト部は強豪チームとして知られ、地元の人々の誇りとなっていた。

ところがある日、チームを乗せた飛行機が事故に遭い、選手とコーチ75人が帰らぬ人となってしまう。

町中が悲しみに暮れる中、新コーチのもとでチーム再建が始動するが……。

これは、どこかで覚えてる気がするんですが、、。

それにしても痛ましい出来事ですね。

息子が兄弟が親が、、。

突然将来を嘱望(しょくぼう)されていた若者たちが、チームごといなくなってしまう、、。

でも残された者たちが勇気を出して悲しみを乗り越えていく、、。

辛い時は、遠くに目標を設定せずに、前の「一歩」をただただ、歩き進める。

気づけば目標に近づいている、、。

そんな感動的な【実話映画】です。

監督 マックG

製作 ベイジル・イバンク

出演者 マシュー・マコノヒー マシュー・フォックス アンソニー・マッキー

U-NEXT  Prime Video 配信中

10★『ルディ・魂のウイニングラン』

ルディ(ショーン・アスティン)は幼い頃から、インディアナ州の名門大学ノートルダム大学のフットボールチーム「ファイティング・アイリッシュ」に憧れていた。

地元の高校のフットボールチームではそれなりの成功を修めるものの、選手としては余りにも小柄な体格(身長160cm、体重55kg)であった。

そのうえ学業成績の悪さと家庭の経済的事情があり、このため大学進学を断念して父親が勤務する地元の工場で働くことになる。

しかし夢を諦めきれないルディは、給与をもらうとほとんどを学費にするため貯金し、恋人から結婚しようと言われても進学したいからと断って別れてしまう。

そんなルディを同僚たちは、叶わぬ夢を追い続けていると冷ややかに見ていた。

体格でスポーツ選手の夢を諦める人は多いことでしょう。

特にアメリカのアメリカンフットボールなんかだとそれは顕著かと思います。

ただこのルディは諦めませんでした。

最初 この映画が公開された時はそんなに話題にならなかったそうです。

ところが、だんだんと「この映画はすばらしい!」の声が広まりました。

感動で涙ウルウルするかも?!

大学でアメリカンフットボールを続けても1度もベンチいりしたことがなかったルディが最後に奇跡を生みます!

口コミで広がった【実話映画】、観てみたいですね!

監督 デヴィッド・アンスポー

製作 ロバート・N・フリード

出演者 ショーン・アスティン ジョン・ファブロー ネッド・ビーティ

U-NEXT配信



実話映画まとめ

実話映画は、「人は温かくも残酷にもなれる」

そんなメッセージを私たちに発しているようにも感じます。

でも それをメッセージとして取ることができるか、できないかは観た人に委ねられる気もします。

私たちが周りの人からされたら嫌なことをしないように。

そして、私たちが周りの人たちから受けた温もりを感謝しながら誰かに循環していけるように。

今までは、タブーだった物や歴史に埋もれていた真実が時代の変化と共に実話映画として、映画化されることも多くなってきました。

また 実話映画を追記していきたいと思ってます。

最後まで読んでくださってありがとうございました。



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