「韓国ドラマ」主題歌[OST]とは?人気曲に欠かせない歌手

韓国ドラマの人気主題歌、OST、歌手にせまってみたいと思います!

冬のソナタ』で初めて韓国ドラマを見て、そして韓国ドラマの主題歌にハマった人も多いとおもいます。

かく言う私も『冬のソナタ』のピアノの主題歌の楽譜を持ってます。

独特なんですよね。

韓国ドラマの男性ボーカルの裏声のような甘い歌声って。

女性は、ピュアな声の持ち主が多いイメージです。

では、最近の韓国ドラマの主題歌、OST、歌手はどんな人や曲が人気でしょうか?!

また OSTってそもそもなに?!

そんな疑問にも迫りたいと思います。

韓国ドラマ主題歌「OST」音楽市場でも大きな影響力を持ちドラマの人気をも左右する!

今、日本でも韓国カルチャーは過去になかったほど、音楽、映画・ドラマ、文学、ファッション、食までジャンルをまたいで親しまれてます。

中でも『冬のソナタ』『愛の不時着』を筆頭にした韓国ドラマの主題歌は印象的でした。

そんな韓国ドラマにおいて、ストーリーやキャストに劣らず重要な構成要素となっているのが、

韓国では通称「OST」(オー・エス・ティー)と呼ばれるオリジナルサウンドトラックです。


韓国ドラマ主題歌「OST」(オー・エス・ティー)Original sound trackの役割

韓国のドラマの中での主題歌OSTの役割は日本のドラマの主題歌の扱いとはやや異なります。

日本のドラマでは、最後にドラマの主題歌が流れるシーン。

途中で、主題歌をアレンジした曲が流れることが多いですね。

韓国ドラマでは、一話の中の場面転換の度に曲が入れ替わります。

主題歌は、本当にドラマが始まる時の「イントロ」に過ぎない存在だったりします。

場面転換のたびに変わるOST!

時には、俳優の台詞はなく、OSTだけでそのシーンでの主人公たちの気持ちを代弁していることもあります。

特に台詞よりOSTが目立っていたなぁ〜と私が感じた韓国ドラマは、

『愛と、利と』

これは、「泣ける韓国ドラマ」というよりめっちゃ「俳優が泣くシーンが多い」韓国ドラマでした!

泣きながら台詞をいうより、台詞の代わりのOSTという感じでしたが、

ここらへんに、韓国ドラマの音楽へのこだわり、ドラマと音楽がコラボすることで起きる〈化学反応〉を感じました。


韓国ドラマ主題歌、OSTは人気歌手への足ががり!

ここまで、韓国ドラマでの音楽、主題歌、そしてOSTのことを書いてきて

「韓国ドラマって、なんて贅沢な音楽の使い方をするんだっ!」ですし、

韓国ドラマを見るときにこのバックに流れるOSTを意識すると

歌詞は分からなくても「この曲をここで入れて来た人のセンス、すごいなぁ〜?!」

と感心するやら、より見ている韓国ドラマの世界にどハマりしていく気がします。

K-POPアイドルの参加も多く、グループアイドルのメンバーがソロとして実力を発揮できる場にもなっている一方で、

ドラマ側としては人気アーティストのOST参加が視聴率につながることを上手く利用しています。

そんなわけで、OSTは音楽市場における影響力も絶大です。


韓国ドラマOSTの中で、人気主題歌となった曲は?!

韓国ドラマの場合、主題歌も含め、ドラマ1話に対して、5から6曲のOSTが使われるわけですから、

その数たるや膨大なものになります!

そのうちIUの“Give You My Heart”(『愛の不時着』)、

Gahoの“Start”(『梨泰院クラス』)、

チョ・ジョンソクの“Aloha”(『賢い医師生活』)、

チョン・ミドの“I Kew I Love”(『賢い医師生活』)

この4曲が1位を獲得しています。

どれもヒットした人気ドラマですね。

やはり主題歌、そして場面場面で流れるOSTの影響力のすごさが分かる気がします。


韓国ドラマOST、インディシーンってなに?最近の音楽の人気の傾向がわかる!?

こうしたOSTの影響力はインディシーン(インディミュージック ポップの中でも極めてとらえどころのないジャンル。)でも例外ではなく、

ドラマOSTへの参加は、インディの枠を超えたブレイクへの足掛かりとしても期待されてます。

例えば人気バンド、Jannabi(ジャンナビ)は、

デビュー初期の約1年半の間、大ヒットドラマを多数放映しているケーブルテレビ局 ドラマ5作でOSTに参加し、

これが、ブレイクのきっかけになってます。

あくまで私の解釈ですが、韓国のインディーとは、あの独特の男性の甘く切ない歌声やバラードだったり

ピュアな女性の「聴くほうの感性」に響く柔らかな歌やメロディーだったり、

ときには、電子音を使ってのPOPなリズムやラテンミュージックの様な音階だったりと

韓国の歴史にまでさかのぼる様な 日本で言うなら「和洋折衷」

それをもっと多様化させた「音楽の世界」そのように思います。


人気韓国ドラマの「OST」に参加した現在人気歌手の紹介

ここでは人気ドラマのOSTに参加した韓国の人気インディー歌手に注目してみたいと思います。

Jannabi、OOHYO、10cm、SWJA(ソヌジョンア)、O3ohn、Cheeze、LEENALCHIといったベテランから注目の若手まで7組をご紹介。

日本で幅広い韓国カルチャーが親しまれているいまこそ、新たな韓国歌手(ミュージシャン)をチェックしてみましょう。



韓国ドラマ主題歌Jannabi:『ロマンスは別冊付録』OST。「グループ・サウンズ」を掲げる人気ロックバンド

デビュー初期から多数のOSTをこなしてきたJannabiですが、

中でも近年最も印象的だったのはNetflixで配信中の『ロマンスは別冊付録』。

第1話で、離婚して就職活動に苦労するヒロインのカン・ダニ(イ・ナヨン)が、思い出の詰まった家で過去を回想するシーン。

そこで彼女の背中を優しく押すように再生された“Take My Hand”はバンドの魅力が上手くいかされてました。

4人組ロックバンド、Jannabiは、自らのことを「グループ・サウンズ・ジャンナビ」と呼ぶ人気ロックバンド。

1970~80年代の韓国のフォークや歌謡、Simon & Garfunkel、The Beatlesなどに強く影響を受けたレトロな音楽性を特徴としてます。

青春時代の痛みや孤独感を混ぜつずった歌詞は、

時代に取り残されそうな人たちにも優しく寄り添い、それにレトロ感と独特な声の繊細さが溶け合う、、。

心がささくれ立っている時には、あのささやくようでいて力強い、独特の「歌声」は癒しですね。


韓国ドラマの世界観を表す大切な要素、韓国にもあったフォークソング!

繊細で優しいOOHYO(ウヒョ)の歌声もまた、ドラマを超えて日々の生活を一生懸命生きてる人々をそっと後押し。

彼女が歌う“While living life”は、『賢い医師生活』のOSTの中でも異色で、

<生きていれば / いつか晴れる日が来るだろう>と歌うこの曲は民主化運動時の学生が背景にあったりと

様々な意味を持つ韓国で歌い継がれてきたフォークソングと言われてます。

そんな事実まで知って見ると、ドラマの第11話でこの曲が流れるシーンは、

より心震わされるにこと間違いなし!

私、ドラマのバックで流れる音楽って、ドラマシーンを影で支える存在だと思ってました。

だから、「映像」「台詞」そして「音楽」

見る側の私達にとって、特別に「音楽」だけが聞こえてくる感じではないと。

融合された〈完璧なシーン〉として、心に刻み込まれているのかなとも感じてました。

が、韓国ドラマでのOSTを使ったシーンを見ていると「映像」「台詞」そして「音楽」

が融合することで生まれる〈完璧なシーン〉と言う考え方に変わりました!


韓国ドラマOSTで個性的でセクシーな歌声を披露する人気歌手10cm(シプセンチ)

『愛の不時着』の劇中でこの個性的でセクシーな歌声を「耳惚れした人」は少なくないのでは?!

10cm(シプセンチ)は現在放送中の『スタートアップ: 夢の扉』まで10年のキャリアで9作のドラマのOSTをこなしており、

中でも記録的な高視聴率を打ち出した『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』の“My Eyes”

昨年のヒット作『ホテルデルーナ~月明かりの恋人~』の“Lean On Me”はチャートでも7位、13位とヒットを記録するなど、

もはや韓国ドラマに欠かせない歌声と言っても過言でないくらいの人気となってます。

フォークロックから、洗練されたギターポップに音楽性の方向性を移しながらも、

若い女性たちを中心に圧倒的な人気を維持し、浮かれる春の恋人たちに「別れちまえ!」と捻くれる代表曲“What The Spring??”をはじめ、

赤裸々で生々しい歌詞も魅力の一つです。


韓国ドラマ主題歌OST、全方位でカバーする才能あふれる人気歌手SWJA(ソヌジョンア)

最近では『ザ・キング: 永遠の君主』や『秘密の森』シーズン2のOSTを担当したシンガーソングライター、SWJA(ソヌジョンア)

「ポップミュージシャンになりたい」という自身の言葉通り、ジャズやR&Bを基盤にしながらも、ロック、ヒップホップ、エレクトロなど多様なジャンルの要素をとり入れた

まさにジャンルの境界のない「ポップ」音楽そのもの。

さらに、ジャズボーカリストだったバックグラウンドを持つ彼女はハスキーな声やシャウト、

時にラップや会話調のパートまで幅広いスタイルを巧みに使い分ける卓越した歌唱力の持ち主。

豊かな音楽性に歌唱力、自己プロデュース力まで兼ね備えた、カリスマ的存在です。


韓国ドラマOST人気シンガーソングライター03ohn(オジョン)

O3ohn(オジョン)は日本でも人気の高い「DooRooDooRoo Artist Company」に所属するシンガーソングライター。

これまでEPを4枚発表、デビューからまだ約4年。

『恋愛ワードを入力してください~Search WWW~』『ミスター・サンシャイン』といったドラマのOSTも既に3度を数えます。

彼が韓国ドラマOST界から支持を得ている理由は、

ギターを軸にした音作り、淡いボーカル、ドリーミーな音響から来る、「気持ちいい」と思わずにいられない楽曲にあると言われてます。

シンプルな作りの曲が多く、R&B、フォークなど

多様なジャンルを自然な感じで、上手く取り入れたことも楽曲の魅力に繋がってます。


韓国ドラマOSTに欠かせない、癒しの透明感の歌声人気歌手Cheeze(チーズ)

『サイコだけど大丈夫』『スタートアップ: 夢の扉』『ボーイフレンド』などのOSTに参加したCheeze(チーズ)。

10cmやSWJAと同じレーベル「Magic Strawberry Sound」に所属。

もともとは、4人組バンドでしたが、2017年頃からボーカル、ダルチョンがソロとなりました。

ダルチョンの人気は、聴き手を癒す優しく透明感ある歌声と、その声を生かす柔らかく軽快なポップサウンドにあります。

いつだって良いメロディを届けようとしてきた彼女の歌は、気分の良い休日にも、一人家で憂鬱な日にもマッチします。


韓国ドラマOSTの中でも変わった世界観を持つバンドとして人気のある実力派LEENALCHI(イナルチ)

ドラマ『保健教師アン・ウニョン』は、Netflixオリジナル作品ということもあってか一風変わったOSTも印象的でした。

ドラマの奇妙な世界観にマッチしたユニークな音楽を作曲したミュージシャンのうち2人は、LEENALCHI(イナルチ)のメンバー。

中でもチャン・ヨンギュは『新感染 ファイナル・エクスプレス』『哭声/コクソン』などの映画の音楽監督を務め、

メンバーを変えてバンド活動してきた20年を超えるキャリアの持ち主。

そんな彼を中心としたプロジェクトがこの7人組バンド、LEENALCHI。

アルバム『水宮歌( SUGUNGGA)』には強烈な中毒性、

そして気付けば一緒に踊ったり、歌ってみたりしたくなる不思議な感覚があります。


韓国ドラマOST まとめ

韓国では、音楽やダンスに良くこの「中毒性」というワードを使いますが、

どんなふうに「中毒性」があるのか、OSTを聞いてみたくなりますね。

なんとなくボヤッとですが、「分かるんだよなぁ〜、この中毒性の意味!」

そんな感じの私でございます。

さて ざぁ〜と紹介して参りましたが、お気に入りの人気歌手はいましたか?

映画でもドラマでもやはり「音楽」はかかせない、ムードメーカーであり、

互いを引き立たせる役目を持っていることは確かなようですね。

そして、韓国ドラマになくてはならない「OST」!

これからは、韓国ドラマの見方、バックで流れる音楽の聴き方が変わるような気がします!



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