『涙の女王』15話は、不安を誘うようなバイオリンの音色とキムスヒョン演じるヒョヌの陰影から始まります。
そして、手術を始める前のキムジウォン演じるヘインが麻酔をかけられる寸前まで、口にしていた「ペクヒョヌ」の名前。
手術は、成功しましたが、ヘインは記憶障害を起こしていました。
『涙の女王』14話で、思わぬ展開になり、手術室から出てきたヘインと最初に会うという約束を果たせなかったヒョヌ。
『涙の女王』15話では、その後のヘインとヒョヌの関係。
そして ユン・ウンソンとの関係が気になります。
どうぞ 最後まで読んでくださいね。
『涙の女王』15話 キャスト紹介
ペク・ヒョヌ役:キム・スヒョン ソウル大学法学部ロースクール出身弁護士
クイーンズグループ法務取締役兼クイーンズデパート法務チーム長
ホン・ヘイン役:キム・ジウォン 財閥クイーンズグループ3代目“ デパートの女王” と呼ばれる高慢な令嬢
ホン・スチョル役:クァク・ドンヨン ヘインの弟 クイーンズグループ専務取締役兼クイーンズマート代表
チョン・ダへ役:イ・ジュビン スチョルの妻 美しく礼儀正しい人柄 クイーンズグループ関係者から愛される人物
ホン・マンデ役:キム・ガプス ヘインの祖父 クイーンズグループ会長
ホン・ボムジュン役:チョン・ジニョン ヘインの父 クイーンズグループ副会長
キム・ソンファ役:ナ・ヨンヒ ヘインの母 クイーンズデパートVVIPクラブ運営
ホン・ボムジュ役:ヘインの叔母 ホン・マンデの娘 クイーンズ財閥の厄介者
ペク・ドゥグアン役:チョン・ベス ヒョヌの父
チョン・ボンエ役:ファン・ヨンヒ ヒョヌの母
ペク・ヒョンテ役:キム・ドヒョン ヒョヌの兄 元ボクサー ボクシングジム運営
ペク・ミソン役:チャン・ユンジュ ヒョヌの姉 美容室経営 海外で暮らす夫と息子の留学費を担う
ナ秘書役:ユン・ボミ ヘインの秘書
キム・ヤンギ役:ムン・テユ ヒョスの大学同期 売れっ子の離婚専門弁護士 ヒョヌが本音を話せる唯一の人物
ユン・ウンソン役:パク・ソンフン ウォール街のアナリスト出身 M&A専門家 優れた投資家だが、どことなく怪しい ヘインと大学同期
モ・スリ役:チョン・ダへ ヘインの祖父 クイーンズグループ会長の愛人
『涙の女王』15話 あらすじ
『涙の女王』15話 ヘインがヒョヌに「自分が手術を受けている間に読んで欲しい」
そう言って、ヘインが手術前日にヒョヌに預けた手帳。
それを 手術が終わり寝ているベッドのかたわらで、読んでいるのはユン・ウンソンだった。
そして、ヘインがヒョヌに伝えたい想い、ヘインとヒョヌの2人の思い出がぎっしり書き込んであるだろう「世界に一冊しかない手帳」
ユン・ウンソンは、その手帳を燃やしてしまう。
ユン・ウンソンは、記憶障害になっているヘインの担当医まで変え、ヘインにヒョヌのことを「手段を選ばない非常な男。自分も何度も脅された」と吹き込む。
ユン・ウンソンは、嘘ばかりをヘインに言葉巧みに伝え、悲劇の婚約者になりきる。
一方 警察に韓国で殺されたピョン社長殺害容疑で、ヒョヌは取り調べを受けていた。
ピョンの殺害現場に残された証拠には、ヒョヌにつながるものがいくつも残されていた。
毅然とした態度で取り調べに応ずるヒョヌ。
そして、ヘインは術後ヒョヌのことを夢で見ては、悲しい気持ちになり涙する自分に戸惑いを感じていた。
やがて、1ヶ月が経ち、ヘインは、韓国に戻ってきた。
出迎えにきていた両親のボムジュン、ソンファそして 叔母のボムジャや実の弟スチョルのことさへ分からなかった。
ヘインのかたわらには、ユン・ウンソンがいた。
ユン・ウンソンの姿に驚くヘインの家族。
ヘインにユン・ウンソンが「どんな酷いことをした人間か?!」を問いただすもヘインは、すっかりユン・ウンソンの嘘を信じ込まされていた。
ユン・ウンソンは、ヘインの家族であるクイーンズ財閥に、自分が、会社を乗っ取ろうと思われていたこと。
ヘインの余命がいくばくもないことを知って喜んでいたことなどヘインの家族であるクイーンズ財閥の悪口だけをヘインに伝えていた。
ヘインは、そんなユン・ウンソンの言葉を信じ、ドイツにいる間は、家族との連絡を一切経っていた。
そして、ヒョヌは、刑務所に収監されていた。
ヒョヌは、なんとかヘインに連絡しようと試みていた。
ヘインは、韓国では、ユン・ウンソンの反対を押し切り、家族と一緒に住むことにした。
ヘインは、家族と一緒に住むことで、記憶が少しでも蘇ればと考えていた。
ヘインは、すっかり以前のクイーンズデパート社長の時の様な強気な女性に戻っていた。
そして、ユン・ウンソンは、約束どおりに手術が終わったから結婚しようとヘインに告げる。
ドイツで、ヘインとヒョヌが乗った車がダンプカーに突っ込まれた事件。
仕組んだのは、ユン・ウンソンの母で、故クイーンズグループ会長ホン・マンデ会長の愛人モ・スリだった。
そのことをモ・スリに問い詰めるユン・ウンソン。
母モ・スリは、故ホン・マンデ会長殺害にも関わっていた。
そして、ユン・ウンソンは、これ以上ヘインに手を出すなとモ・スリに詰め寄る。
ヘインの家族は、ヘインがユン・ウンソンと結婚すると言い出すのではと心配になり探偵を雇うことにする。
ヘインは、クイーンズ財閥一家が暮らしていた家に戻り、自分の部屋やかつてのヒョヌの部屋を見て回った。
ヘインは、ふとヒョヌの部屋で見つけたレコーダーに録音された音楽を聴く。
聴き慣れた曲を耳にしたヘインは、ヒョヌがどんな人間なのか知りたくなる。
留置場に一人向かうヘイン。
ヘインは、留置場のガラス越しにヒョヌとの再会を果たす。
ヘインは、ヒョヌが、不倫の上、ストーカーで殺人まで犯した人間とユン・ウンソンから聞かされていた。
どんな極悪人かと思いながらヒョヌと再会したヘイン。
ヘインは、記憶障害を起こしてから初めて会うヒョヌに不思議な感覚を覚えた。
目に涙を浮かべながら必死にヘインに話しかけるヒョヌ。
そんなヒョヌに対して、ユン・ウンソンから聞いた話を鵜呑みにして、ヒョヌのすべてを否定してかかるヘイン。
ヘインは、涙ながらに自分のことばかり心配してくれるヒョヌに何故か心が揺れた。
ヘインが帰宅するとそこには、ユン・ウンソンが待っていた。
何故か、ユン・ウンソンに対して冷たい態度をとってしまうヘイン。
ヘインは、術後 クイーンズデパートの社長として復帰し、ユン・ウンソンと一緒にデパートに現れる。
ヘインは、自分の元秘書だったナ秘書に自分はどんな人間だったかを尋ねる。
一方 ヒョヌの友人の弁護士たちは、検察側がわざと外した新たな真犯人につながる証拠集めに奔走する。
そして、ヒョヌの殺人事件に関する初めての裁判が開かれる。
弁護側は、殺害の凶器として使われたナイフに新たな物的証拠を見つける。
さらに真犯人が撮影した動画を提出して、それが裁判で証拠として認められる。
その証拠がもとで、真犯人が捕まりヒョヌは、無罪が確定し釈放される。
刑務所から出てくるヒョヌをヒョヌの兄弟が迎えにきていた。
その様子を何故かナ秘書と車の中から観察でもする様に見ているヘイン。
ヘインは、それだけでは飽き足らず、ヒョヌの尾行を始める。
ヒョヌの故郷 龍頭梨(ヨンドゥリ)に帰ると、ヒョヌの父をはじめ龍頭梨のみんながヒョヌの無罪を喜んでくれた。
そんな時 ヘインが手術を受けたグリューンヴァルド病院の焼却炉からヘインの手帳が見つかる。
ユン・ウンソンによって燃やされたとばかり思っていたヘインの手帳が、奇跡的に残っていたのだ。
龍頭梨の公民館では、ヒョヌの釈放記念のパーティーが開かれていた。
それは、ヘインの叔母ホン・ボムジャが、兼ねてから好きだったキム・ヨンソンに会うために準備したものだった。
そして ついにホン・ボムジャは、キム・ヨンソンに「好きだ」と告白する。
無罪になったヒョヌは、クイーンズグループへ復職しようとする。
それを拒みたい会長のユン・ウンソン。
しかし ユン・ウンソンも自身の会長の座が危なくなっていた。
そのため、ユン・ウンソンは、手に入れたクイーンズグループの裏金を利用して株を買い占めようと画策する。
一方 ヒョヌとヘインの家族 そしてヘインの父が雇った探偵は、ユン・ウンソンらが投資詐欺を企てた新たな証拠を手に入れる。
それは、ヘインの弟の妻チョン・ダへが入手したUSBメモリーだった。
ダへが、そのUSBメモリーを証拠として渡すまでには、一度は別れたヘインの弟スチョルのダへへの献身的な愛があった。
クイーンズグループに復職したヒョヌ。
職場で久しぶりにヘインと偶然会い、ヒョヌはヘインと話し合いをする機会をもつ。
「もう会いたくないから転職してくれ」とヒョヌに迫るヘイン。
交わされたのは、そんな言葉だけだった。
そんな時 ヘインのスマホにヘイン自身が自分に送った招待状が届く。
その招待状は、水族館への招待状だった。
水族館に行くと そこには、ヒョヌが1人で待っていた。
ヒョヌがいることをいぶかしがるヘイン。
でも ヒョヌのスマホにもヘイン自身からの招待状が届いていた。
そして、突然 大水槽にペクヒョヌとホンヘインの結婚式のビデオが映し出される。
そのビデオには、新郎としてのヒョヌと新婦としてのヘインのメッセージが流れていた。
黙って、そのビデオを見入る2人。
ヒョヌは、水族館から花束を受け取る。
その水族館を貸し切り予約をしたのは、1ヶ月前と4年前のヘイン自身だった。
不愉快そうに帰ろうとするヘインが、ヒョヌに渡された花束に添えられたカードに気づく。
そのカードには、「私が記憶がないからと挙式しないのはダメ。せっかくだからまた ドレスを着る」と書かれてあった。
ヒョヌは、それを読んだヘインに「自分を疑うならユン・ウンソンのことも疑え。ユンは、君を守ってきた人間じゃない。」
ヒョヌは、自分の思いを少しでもヘインに伝えることができた。
ヘインは、その言葉に戸惑いを感じ、その足でユン・ウンソンの元を尋ねる。
ユンが席を立った時にヘインは偶然 ユンに送られてきた故ホン・マンデ会長と愛人のモ・スリが映った動画を見てしまう。
ヘインは、無意識のうちにヒョヌとユンのドイツでの交通事故の時の傷跡を探してしまう。
ヘインは、自らヒョヌに会いたいと連絡をする。
そして、ドイツから届いていたヘイン自身が手術前に書いた手帳を読んでしまう。
そこには、ヘインが自ら書いたヒョヌへの想いがぎっしりと書かれていた。
そして ヘイン自身が書いたヘインが記憶を無くした時のためのメッセージも書かれていた。
それを読んだヘインからはヒョヌへの疑いの気持ちはなくなっていた。
ヒョヌとヘインの心がやっと通じ合えたと思ったその時、、。
『涙の女王』15話 感想
『涙の女王』15話は、冒頭から涙を誘う様なヒョヌの影だけの演出で始まります。
ヒョヌが、ヘインから預かった手帳を開いてますが、その開いた手帳のページに一粒の涙がこぼれます。
これだけで、ヒョヌの不安な気持ちと手術が成功するようにと祈る「気持ち」が演出されているように感じました。
『涙の女王』15話では、名台詞が目立ちます。
「僕は懲りることなく君のそばにい続ける。
君が目を覚ました時そばにいると約束したんだ。本当にごめん。
1人にしたばかりかこんなところにまで来させて、何としてでもここから出る。
この約束は必ず守る。」
これは、ヘインとヒョヌが留置場で、面会した時のヒョヌの台詞です。
ヘインは、記憶を失った上に ユン・ウンソンからヒョヌのことを極悪非道な人間と聞いていました。
でも 心のどこかでヒョヌへの想いが残っていたのか、わざわざヒョヌに面会に来ます。
この台詞を聞いたヘインは、思わずドキドキしてしまう、、。
そんなシーンです。
この後 ヒョヌは、初めての殺人容疑での裁判に挑みます。
ただ 裁判のシーンとその前の証拠集めのシーンが唐突な感じがしました。
真犯人に結びつく新たな証拠も簡単に見つかったなぁ〜という印象です。
検察側が故意に隠したという設定ではありますが、、。
その裁判シーンは、法廷物の韓国ドラマを見ているようですらあります。
『涙の女王』15話では、真面目なシーンとコミカルなシーンが変わりばんこに出てくる印象です。
少し私は、その真面目なシーンとコミカルなシーンとの演出というか脚本の差が激しい様に思ってしまいました。
なので、コミカルなシーンは少し無理矢理入れた感じがしてしまいます。
ヘインが刑務所を出所してくるヒョヌを車から隠れて見ていたり、そのまま尾行したり。
ヒョヌの公民館での釈放記念パーティーでは、豆腐カットもありました。
韓国では、出所した時 豆腐を食べる習慣が良くドラマで描かれていますね。
ただ ウエディングケーキの入刀のような豆腐入刀は、ちょっと考えすぎなきもしてしまいました。
アメリカから帰国したダへとスチョルの気になる関係は、スチョルが体を張ってダへを助けるシーンが、結構長尺で書かれています。
情けない男としてばかりのスチョルでしたが、『涙の女王』15話では、スチョル大健闘でした。
ヘインのスマホにヘイン自身からの招待状が届くシーン。
だんだん この辺からヘインの気持ちに揺れを感じますが、皆さんは、見てみてどのように感じましたか?
大水槽に映るヒョヌとヘインの結婚式のシーンでは、ヒョヌとヘインの初々しいメッセージが流れます。
ヒョヌの「僕はヘインが居れば大丈夫だ」これも普通のメッセージの様ですが、とても心に残りました。
ユン・ウンソンが、ヘインが手術した病院で燃やしたはずの手帳。
ヘインが手術前に書いたヒョヌへの想いがつずられた手帳が奇跡的に残っていた時は、ちょっとあるあるな気持ちとどこかホッとした気持ちがいる混じりました。
そして、ヘインは、自分のことをその手帳で、〈色が変わらない松葉の様にひたむきな女〉と評してます。
病気になる前のヘインと術後のヘインは、正にそのような女性のイメージです。
『涙の女王』15話では、そんなひたむきなヘインの号泣シーンも見ものです。
残る1話も見応えがありそうです。
楽しみですね。
『涙の女王』あらすじとキャスト紹介と全話の見どころと感想
『涙の女王』あらすじやキャスト紹介に加え、各回の見どころ感想も掲載してます。
私は、なるべくネタバレなしで見たまま、感じたままを書くようにしてます。どうぞ 合わせて読んでみてくださいね。
全話の見どころと感想は、こちらをお読みください。
Netflix 独占配信
【配信スケジュール】
エピソード15→4月27日配信予定
エピソード16→4月28日配信予定
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